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夏は沢、いとおかし

暑い。暑すぎる。

ので、週末、沢に行きました。
丹沢。

沢沿いにキャンプ場が密集しており、
沢は水より子どもの方が多いのでは!?
という盛況ぶり。

人知れぬ静かな
(かつ、入渓が安全で楽で木もありすぎず明るい)
大人の渓流を求め、
われわれ(僕と奥さん)は、
レンタカーが跳ね石で傷つくのも構わず、
標高を上げる。

はたして、大人沢は存在した…
e0126903_21130854.jpg
なんという至福…
せっかくなので、奥さんにちょっと
沢登り体験とかしてもらったりして、
あとはちょっと深めのところで
プカプカ浮いてみたりして
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(写真だけ見ると、事件の香りがしなくもないですが
水がすごい綺麗で冷たくて、最高でした。)
素晴らしい時間が過ごせました…。

今度はお弁当とか持って行きたい。
夏は沢ですね、やはり。

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by ton2_net | 2018-07-23 21:06 | ワンダーフォーゲル | Trackback | Comments(0)

あの山の向こうに(自分ではどうしようもないこと)

大学生の頃、ワンダーフォーゲル部に所属していた。
これは結果としては概ね良い選択だったなあと思う。
いろんな楽しい人々とも出会えたし、
なにより素敵な山で、素晴らしい景色をたくさん味わえた。

でも、やっぱり山に登ると言うのはしんどいものです。
長期の登山で、荷物が重くて、
おまけに天気が悪くて…
というような状況では、
「ああ、ちくしょう、
 はやく山小屋みえねえかなあ」
とか、つい思ってしまうのが人情というもの。

で。

「偽ピーク」と呼ばれる言葉がある。
ある山を越えて小屋に向かうとき、
しんどい登りがあって、
ぜーぜー、この登りでようやく頂上かよ、
と思うのだが、人生は甘く無い。

なんと、その登りを終えた時に、
眼前に真の頂上が表れ、
人々を絶望に陥れるのである。
(まあ、ちゃんと地形図を読めばわかることなんだけど。)

で、新人の時には「偽ピーク」に見事にだまされるのであるが、
年をとるにつれ、
「まあ、大体偽ピークだから気長に行こうや」みたいに達観してくる。

年若い頃は、
「ああ、お願いします。
 この山の向こうに、もう一つ山が見えませんように!」
などと心の中でなむなむと唱えたものだった。

でも、あるときふっと、しかしまるで天の啓示のように
「これって意味あるのか?」
と思った。
つまり、祈った所で次の山が消えるわけではない。

ある時はあるし、ないときは無いのだ。

つまり、現実は変わらなくて、
それを捉える自分がいるだけなのだ。

その時僕は20歳くらいだったと思うけど、
ふいに、そんなことを感じたのだ。



この瞬間はそうは思わなかったけど、
現実において大抵の事が、
この「偽ピーク」と似ているかもしれない。

どうにかできることと、
自分ではどうにもできないこと。

後者の場合、
とにかく、登ってみるしか無い。
まあ、次のピークがあったらあったで。

なんか、そういう風に考えるようにしている。


とはいえ、やっぱり
「なむなむ!」と思う時も結構あるけど。
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by ton2_net | 2016-01-18 02:00 | その他色々 | Trackback | Comments(0)

頂上と裾野の違いは

石塚真一さんの『岳』(小学館)という素敵なマンガがある。

北アルプスの山の中に住む男、
島崎三歩が懸命に山岳救助を行う姿が描かれる。

素晴らしいのは、
「山に登る」ということと、
「日常を生きる」ということが重ねて描かれていることだ。

連載が行われたのは(18巻で完結)、
ビックコミックオリジナルだが、
連載時には副題が着いていて、
それは「岳ーみんなの山」だった。
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http://csbs.shogakukan.co.jp/book/detail-volume?comic_id=437より

3巻で、かつて三歩がエベレストに登ったエピソードが紹介されている。
順調にパートナーと山頂を目指し、残り1時間で登頂というところまで来る。

しかし、そこで別パーティーの遭難者に出会ってしまう。
三歩は救助しようとするが、
パートナーは、遭難者を見捨てて前へ進もうとする。
”登頂”が目的の彼は、山頂にたどり着かなければ意味が無い、と考えている。
そんなパートナーに、チームリーダーからの無線が入る。
リーダーは、ベースキャンプでの三歩との間でこんな会話があったと話す。

「ずいぶんと楽しそうだな。登頂して来たやつみたいだ。」
「楽しいよお〜。そりゃ、
 ここ(ベースキャンプ)だって、エベレストでしょ。
 頂上までぜーんぶエベレストじゃん。」

「ピーク・ハンター」という言葉がある。
頂上至上主義、とでも言おうか。
「頂上」というのは、意味付けのしやすい場所である。
特別な場所。
もちろん、山に登るものとして、目指すのが当たり前ではある。

けれども三歩は、「エベレストという山が、山頂にあるわけではない」と言う。
山頂は、山のほんの一部分であって、
裾野は、もっと広く深く、広がっていることを思い出させてくれる。



山に限った話ではない、と、
学生時代にこの部分を立ち読みしながら思ったものだ。

走ったり、文章を書いてみたり。
…日常の中で行う、些細なこと。
というか日常を生きることそれ自身。
それそのものは、とりたてて誰にために立つことができているわけではない。

それぞれの行いは、「頂上を目指す」ものではない。
でも、それでいいんだ。
裾野でも、山には違いないんだから。
いろんな人が、いろんなところで頑張っているのだ。
そう思うと、色んな事がふっと楽に感じられるように思えた。


学生の頃、登山サークルに入っていて、いくつかの山に登った。
少し慣れて来ると、最初の頃は見えなかった周りの景色が見えて来る。
登りながら、メンバーと会話が楽しめるようになる。

少し休憩しようか、と荷物をおろして、
ふと後ろを振り返ると、
ああ、こんなに登って来たんだ、と思うことが度々あった。

頂上頂上とおもわなくても、「登ること」自体に目を向けていると、
案外、気づけば高い所にいるということも、あるのではないかと思う。

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by ton2_net | 2015-11-07 07:25 | Trackback | Comments(2)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
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