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「自ら光れ、自ら照らせ」

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キャリアデザインⅢ~仕事と社会~

第2回 「自ら光れ、自ら照らせ」 
中山 俊明さん
(ツクバリカセイキ 代表取締役社長)



深海に生きる魚族のように、自ら燃えなければどこにも光は無い。

中山さんのキャリアには、この言葉が大きな影響を与えているとおっしゃっていた。大学受験期に、勉強しながらたまたま聞いていたラジオから、ライ病のある詩人が言ったこの言葉を聴いて、「そのとおりだな」と思われたそうだ。


今回のお話の中で特に心に残ったのは、「社会に出てから求められるのは、”問題提起ができる力”です。」という部分だった。また、「ただだらだらと勉強するだけでなく、社会のニーズを知ってから大学で勉強することで、まるっきり勉強の仕方が変わる」ともおっしゃられていた。この二つのことは実は密接な関係があるのではないかと思っている。社会に求められているものを知ることで、「自分に何が足りないか」がわかる。この「なにが足りないか」、「何を知らないのか」、つまり「わからないことをわかる」ということが、”問題提起ができる力”だと思う。


具体的な問題を一つでも二つでも持つことで、毎日の生活は大きく変わる。最近僕も「院か、就職か」という具体的な問題を持っている。その問題が心の隅にあるだけでも、いろんな人と驚くほど話が弾んだりする。外の世界に求めるものをいつも持っておくことが大切なのではないかと思う。

最近聞いた話だが、英語というのは「位置の言語」と言われているそうで、S+V+O+Cのように、どこにどの種類の言葉が来るか、がきっちりと決められている。しかし、まれにVやCが前に来たり、順番が変わるときがある。これを「倒置」という。そのような”型破り”な形は、感情の高まりを表していて、たとえば「I am angry.」に対して、「Am I angry!」とすると、前者が「怒っているよ」というニュアンスに対して、後者は、「ぶちぎれたぞ!」というようなイメージを持つ。高校のときに習った「感嘆文」というのはその典型である。
そのように考えると、「疑問文」というのも、Be動詞を前に持ってきたり、動詞の代わりとしてDoを前に持ってきたりする。これは倒置に他ならなくて、疑問文とは、そもそも「知りたい!」という感情の高まりの文なのである。そのような「知りたい!」に対していつもアンテナを伸ばしておくことが大切なのではないだろうか。この話は、『君の「知りたい」からすべてが始まる』というキャッチフレーズの下の改革で大成功した堀川高校の、「堀川の奇跡」と呼ばれる現象にもつながる。


冒頭で紹介した言葉の最後の、「どこにも光は無い」という部分は、否定的な意味にもとらえられる。しかし、前の部分と合わせて、この世界に光は落っこちてないけれど、自分自身がいつでもどこでも光ることができるし、道を照らし出せるのだ、という風にとらえれば、こんなにPositiveな言葉は無い。



次回は
明日(12月18日)
8:40~
東京消防庁 世田谷消防署3部特別救助隊隊員
大月和也さんです。
by ton2_net | 2007-12-17 13:25 | 進路
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