「安請け合いしたなあ」と、
今年何度目かに、思うのである。
今、友人の結婚式用のVTR(いわゆるプロフィールVTR)を編集中である。
会社の同期の女の子と、その直属の先輩がご結婚される。
大変おめでたいことである。
しかして、VTR編集が、これでなかなか、難しい。
考えてみれば、そうでしょう。
ふたりが生まれて、出会って、
結婚式の良き日までを、5分サイズにまとめようという試みなのである。
それは難しいはずだ。
編集とは、「時間」を操作して並べる変えることである。
ぶつくさいいながらも、やっているうちに少し楽しくなって来る。
こんなことしちゃったりして!?なんてやっていたら、こんな時間になってしまった。
もう寝よう。
けれども、こういう「仕事外の仕事」をやると、
それなりに発見がある。
いくつか、「なるほどなあ」と思う小さな発見が生まれ、
それを用いて、本来は意味的に関係のない写真を「つないで」いく。
大げさに言えば、「ひとつの物語」にする。
先日、今は本の編集者をしているかつての大学の後輩が、
次のような意味の興味深いツイートをしているのを見かけた。
「編集は大きな何かを生み出すことはしないが、
直して行く際には小さなクリエイトでもって
一ヶ所一ヶ所を乗り越えていく」
(うろ覚え。違ったらごめん。)
なるほど〜。
VTR編集も、似たようなことがあるかもしれぬ。
プロフィールVTRなるものを見て、
「まじかよ、こんなんで8万円かよ。いい商売だな」
という話をよく結婚式場で耳にするけれども、
言うは易し、つっこみはキヨシ(師匠)である。
…まあ、やっぱり8万は高いと思うけどね。
まあ、とにかく要点を言いますと、
今後同じ話が来たら、もう少しよく考えてから返事をしよう、
と思う今日この頃であった。