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なぜ

「なぜそれをやるの?」と聞かれて、
「…なぜだろう?」と自分でもわからないこと。
そういうものが、誰しもいくつかあるだろう。

誰かにとっては、走ることかもしれない。
他の誰かにとっては、歌うことかもしれない。

それは、誰かに求められてやっていることではない。
そして、大抵の事は、「楽しい」だけではない。
しんどい時もある。
それでも、なんだかんだ、
かろうじて何故だか続けてきたこと。


すぐに、そういうものが思いつかないひとでも、
「なぜ」を重ねて行くと、すぐ見つかるだろう。

仕事を、なぜするのか。
ーお金のため?
なぜお金が欲しいのか。
ー家族のため?
なぜ家族のために頑張れるのか。
ー…責任…だから?

なんとなく、答えるけれども、
でも自分の中でも
「なんだか違うな」
というようなことが、出て来る。

自分でも、なぜ、そのために行動できるのかわからない。

なぜだろう。
いろんな理由があるのかもしれないけど、
ひとつには、
「なぜなのか、自分でも理由が知りたいから」
ということがあるのかもしれない。

それは自分で考えていくしか無いけれど、
時に、誰かに教えられたり、
一緒に「こういうことかもしれない」と、
考えてくれる人が居る。

それは、とても、有り難いことだ。

社会人になって6年目になった。
「若手」なりに思うことは、
少なくとも、そういう目上の人には、
感謝をするし、時に尊敬もするということだ。


みんな、「なぜ」を抱えて生きている。


そしてその「なぜ」を集めて、
それを総合して考えてゆくと
「なぜ生きるの?」
という問いに緩やかにむかっていくのではないかと思う。



ふいに、そんなことを思った。

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by ton2_net | 2016-04-27 22:39 | Trackback | Comments(0)

失われた風景に出会う

きょう、午後から東京へ出かける用事があって、
お昼を食べていこうと、
駅の近くのパスタが食べられるレストランに入った。

注文をして、一息ついていると、
隣のテーブルに、若い女の人が一人で座っているのに気づいた。

女の人の座ったテーブルにはお冷が乗っている。
まだ、料理が来ていないのだろうか。
向かいの席にも、お冷やが置かれているので、
誰かと一緒に来ているのだろう。
お手洗いにでも行っているのかなと思って、
そのまま特に気にせず本を取り出して読んでいた。

すると、女の人が店員さんに、
「いま、何時頃ですか?」とたずねるのが聞こえた。
僕は顔を上げて二人を見た。
店員さんが、腕時計を見て、
「そろそろ1時になります」
と告げた。
女の人は、少し表情を曇らせて、
「そうですか、ありがとう」
と答えた。

電車の時間でも気にしているのかなあと思って、
僕はまた、本を読み始めた。

間も無く、僕の席に料理が運ばれてきた。
僕はちょっと、あれっ、と思った。
先に入店した、隣の女の人より先に、
こちらの料理が来てしまった。

サーモンのクリームパスタを食べ始めながら、
僕はそのときになって、ようやく、
この人は、誰かを待っているんだ、と気がついた。

僕が料理を食べ終わっても、事態は変わらなかった。
女の人は、ただぼんやりと窓の外を歩く人を眺めていた。

すみません、と再び女の人が店員さんに声をかけた。
「約束していた人が、来ないようなので、
カウンターに移動してもいいですか。
それと、このパスタを、ひとつ、下さい。」
店員さんは、うなずいて、厨房へオーダーを通した。
席へ案内するときに、
「お連れ様と、ご連絡がとれないのですか?」
と聞いた。

女の人は、別のことを考えていたようで、
ちょっとびっくりしたようだったが、
「ああ、ええ。きょう、わたし、携帯を忘れてきてしまって。
どうしてしまったのか・・・。
でも、いいんです。一人で、食べて帰ることにします。」
と、少しさみしそうに笑った。

電車の時間が近づいてきたので、
僕は席を立って、お会計を済ませた。
店を出るときに、ちらりと見えたその女の人は、
一人カウンターに座って、
厨房の中を、静かにじっと見つめていた。


携帯、というものが世に普及するまでの世界には、
このような光景が、それなりに存在していたのかもしれない。

いまではこのような光景がなかなか見られないというのは、
考えようによっては、「進歩」と言えなくもない。

しかし、良しにせよ悪しきにせよ、進歩とは、
ある光景が、失われるということでもあるのだ。
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by ton2_net | 2016-04-23 17:43 | Trackback | Comments(0)

玉ねぎは、元々甘いらしい

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新たまねぎを買った。
たまたま安い豚肉コマ切れがあったので、
豚汁を作った。
(どうでもいいことだが、
 うちの実家では「ぶたじる」で
 「とんじる」とは呼ばなかったな。)

話を聞いてみるとわかるのだが、
豚汁(みそ汁)ひとつにも、
いろんな作り方があるのだなあと思う。
大変奥の深い日本料理である。

結局僕は、「カレー式」で作っている。
とにもかくにも、まずは玉ねぎを切る。
鍋に放り込んで、弱火で時間の許す限り炒める。

次に人参を切って、電子レンジ600Wで、
5分くらい加熱する。

玉ねぎが良い感じになってきたら、
肉等、順次いろんな具材も炒めて行く。


この後、みそを投入すればみそ汁だし、
カレールーを入れればカレーである。
…便利なものだ。
(この作り方について、
 椎名 誠さんが同様のことを書いており、
 『わしらは怪しい探検隊』(角川文庫)
 大変嬉しく思った覚えがあります。)



玉ねぎを弱火で炒める、という調理が結構好きだ。
というのも、生で食べると辛い玉ねぎが、
ああも甘くなると感動する。

結局、どんなマジックなのかと、
ウェブで調べてみたら、
どうやら熱で辛み成分が甘くなるわけではないらしい。

玉ねぎは、元々甘い野菜らしい。
それに気づかないくらいの辛み成分が含まれているということだ。
熱すると、その辛み成分が分解されて、
甘みを味わえるということだ。

ふーん。そうだったのか。
新たまねぎは、水分が多いから、
全然焦げ付く気配がない。
ちょっと強めの火でとろとろとろと熱して行く。

窓から入ってくる風は、
北陸のどよーんと湿気ったものでなく、
それなりにからっとした気持ちのいい感じになっている。

そうかあ、元々甘いのかあ、
ということをなんとなく考えながら、
春のうららかな、日曜の午前は過ぎてゆくのだった。

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by ton2_net | 2016-04-10 22:56 | Trackback | Comments(0)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
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