新しくなったton2net



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”かえし針”みたいだな

最近、よく思うのだけれど、
人生って”かえし針”みたいだな、と思う。

”かえし針”とは、釣り針の先の方に付いている、小さな針のことである。
J字型のメインの針とは逆向きにとんがって出ている針で、
実は、コレがあるから、
魚はどれだけひっぱっても針が抜けない状態に陥るのである。

実際釣れてから、魚を外す段になって、
最初はすごくとまどう。
手の中で魚は苦しそうにあばれるけど、
やっぱりひっぱってもひっぱっても抜けないのだ。

僕も小学生の時、焦ってしまってどうしようと思ったものだ。
そんな時、父親が「貸してみな」といって竿ごと持って行くと、
不思議なことにすっと針が外れるのである。

何回か経験するうちに、段々、その手品の「種」が分かって来る。
つまりは、「引いてダメなら押してみな」ということなのである。
メインの針にとらわれず、まずは”かえし針”を外すために、
針を魚の口の中にクッと押し込んでみるのである。
すると、ポツッという手応えがあって、
”かえし針”が抜けたなとわかる。
あとは、メインの針が他の所にひっかからないように、
ゆっくりと魚の口の中から抜いてやれば良いのである。


人生は不思議だな、と思う。
一見、良かれと思ってやってみたことが、
まったく逆の方向に働いてしまう事が有る。
逆もまた、しかり。

僕がこの”かえし針理論”のことを最初に思ったのは、
一昨年の冬にスキーをしている時だった。
「絶対こけたくない」と思うと、なぜだかバランスを崩してしまう。
もういっそ、と思って滑ると、意外にすーっと行けてしまう。
こけたくない、と思って腰がひけると、重心が下がる。
すると、わずかなへこみでも板の前がひっかかったりはねたりしてしまって、
転んでしまうのだ。

ああそうか、人生と言うのはそういうこともあるのだなと、
ふもとまで降りて来て、もう一度山頂の方を眺めたときに思った。
重たい雲の合間から、少し冬の青空が覗いていた。


きっと多分、そういう小さな”かえし針”が、
色んな方向に無数についていて、人生を難しく、
そして深く豊かにしているのだろうと思う。

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by ton2_net | 2014-07-16 01:06 | Trackback | Comments(2)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
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