新しくなったton2net



<   2012年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧


プロフェッショナル・タクシードライバー

タクシーに乗った。
その運転手のおじさんは、車の運転が大嫌いだそうだ。

あまりに嫌いなため、
おじさんは自分で運転しながら、
いつも運転席で酔ってしまって、
気持ちが悪くなるというのだ。

僕はびっくりしてしまって、
「じゃあ、どうしてタクシー・ドライバーなんてやってるんですか?」
と尋ねた。

おじさんは、定年が無いからだよ、と答えた。
そんなもんかな、と思っているうちに、目的地についた。
お金を払って、丁寧にお礼を言って、降りた。

もしかしたら、おまえとは、またどこかで会うかもな、と
ものすごくドラマ的な台詞を言って、
後部座席のドアが閉まった。

タクシーは走り去った。

色々の事を考えながら、少しそこにいた。
ふと空を見た。
北斗七星が綺麗に見えた。
[PR]
by ton2_net | 2012-04-17 01:11 | Trackback | Comments(0)

知ることは怖い事

大学の時、飲み会の後で、どういう文脈だったか、友達が
「知るってことは怖い事でもあるよね。
 一回知っちゃうと、もう後戻りできないから。」
というようなことを言ったことがあった。
なるほど、と思った。

ルーズベルト大統領が、原子爆弾の開発に踏み切るきっかけになった
「アインシュタイン・シラード書簡」がある。
まだ「核分裂」すら発見されていなかった時代に、
シラードは今の核兵器、原子力発電を可能にする根本的なアイデアに気づいた。

シラードは、信号待ちの間に、核について思いを巡らせていた。
信号が青に変わり、人々が歩き出した。
シラードも前へ踏み出した。
その時、シラードはふと思った。
中性子を打ち込む事によって、さらに多くの中性子を吐き出すような物質があれば、
ねずみ算式に反応が起こり、エネルギーを得る事ができるのではないか、と。

人間の脳は、コンピュータに比べると、はるかに省エネにできている。
それは、一般的なコンピュータが
ノイズを抑えることに大部分の電力を費やしているのに対し、
人間の脳はそのノイズをうまく利用して発想しているからだと聞いた事がある。

「ノイズ」だから、ほとんどは意味の無い思いつきになってしまうけれども、
自分が意図していなかった重要なことを思いつく事が可能な機構であり、
その一部が「大発見」と呼ばれる。

この時のシラードも、そんな何億分の一かの可能性で
ノイズが、シグナルに変わった瞬間だったのだろう。


この思いつきは、その後、マンハッタン計画へとつながっていく。
ユダヤ人のシラードにとってナチスがアメリカよりも先に核兵器を持つ事は、
なんとしてでも食い止めたかったことだったに違いない。

きっとシラードではなくても、他の誰かがここに至ったのだろうと思う。

とにかく、人類は(原子核というものについてほとんど何もしらないまま、)
核力という莫大なエネルギーを得る方法を知ってしまった。

一度知ってしまったら、知る前の状態にはもどれない。
その知を、いかに使って行くかを、考えるしかない。
[PR]
by ton2_net | 2012-04-15 03:05 | 物理学 | Trackback | Comments(0)

「身体性」で生きるための筋肉

仕事を初めて一年が経った。
色んな人に、色んなアドバイスを頂いたが、
なるほどな、と思ったのは「身体性が大事」ということ。

それは、どういうことなのか、今でもよく理解しきれていないけれど、
つまりは、「素直になる」と言う事だと思う。

頭で考える事も必要だけど、
自分の中の素直な疑問、こうしたいという欲求。
そういうものの声を聞いて、
義務ではなくて、自分自身が前向きに取り組むということ。

言い換えれば、「感覚を研ぎすます」ということかもしれない。
もっと言えば、ブルース・リー師匠の「考えるな、感じろ」ということかもしれない。


「身体性」を大事にして行動すると、どうなるかというと、
「自分でもなぜできるのかわからない」ことができる、ようになる。
やっていて、話していて、「そうだ、そうだよな」と頭が後で思う。
体が専攻して、頭で補足するということかもしれない。

こういう行動をするには、それなりの「筋肉」が必要で、
そのためにはやっぱり訓練が必要だ。
そして、一度ついても、使わなければ衰えてしまう。
(ブログを書く筋肉も、この一年で随分衰えてしまった。
 この記事は、頭で書いている記事だということが分かる。
 でも、そういうことが分かる、という「筋肉」はまだ残っているのかもしれない。)


というわけで、少しずつ成らして行こうと思いますので、
また気が向いたら、書きます。

なんじゃこりゃ。笑
[PR]
by ton2_net | 2012-04-13 01:22 | Trackback | Comments(0)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
検索
memo
最新の記事
記事ランキング
最新のコメント
>JUN2さん そうだ..
by ton2_net at 13:52
いや、1年くらい前まで有..
by JUN2 at 10:33
以前の記事
カテゴリ