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サファリング・イズ・オプショナル

明けましておめでとうございます。
年末から風邪を引いていて、未だなおらないという年明けでした。
カレー食べただけで朝、胃がもたれている感じがするし、
どうも、体が弱ってる気がします。
最近、走ってないし。


そんな僕が、やっぱ走んなきゃだよな、と思ったのは、
たった今、サッポロビールが作ったステキなCMを見たからです。
監督が是枝 裕和さん、ナレーション原稿が村上 春樹さん。
朗読は、仲間 由紀江さんが担当しています。
豪華ですね。

「痛みは避けられない。でも苦しみは自分次第だ。」、あるときそんな言葉を覚えた。
そして長距離レースを走るたびに、頭の中でその文句を繰り返すようになった。
きついのは当たり前。
でも、それをどんな風に苦しむかは、自分で選び取れる。
サファリング・イズ・オプショナル。
へこたれるも、へこたれないも、こちら次第。
苦しいと言う事はつまり、僕らがオプションを手にしていると言うことなんだ。
--「サッポロビール 走ると言う事」


僕は、村上 春樹という作家が好きですが、やはり、いいなぁと思います。
「苦しいと言う事はつまり、僕らがオプションを手にしていると言うことなんだ。」
こういうものの見方ができるということ、
そして、それを表現して人に伝えられるということ。
簡単なように見えて、とても素晴らしいことのような気がします。


社会人になって大分立ちましたが、最近「苦しむ」とか「悩む」ということについて、
もう一回改めて考えてみなくちゃいけないような気がしています。
どうも、「ストレスを感じる」ことから、逃げているような気がしています。
どうしたら苦しまなくてすむか、悩まなくてすむか、と考えると、
色々な事をルーティーン・ワークにしちゃえばいいんだというところに行き着いてしまう。

就職活動をしているとき、
話している時の目線はどこがいいとか、
ノックが何回とか、
SNSを活用してとか、
化粧の仕方とか、
エントリーは何月までに何社以上やるだの、
そういう「ノウハウ」を一生懸命やる事に対して、
なんか違うだろ、と思っていました。
それは、「就職活動」というゲームについて詳しくなっている感じで、
自分にとっての「就職活動」が目指すものからは、ある意味遠ざかる行為のように
感じられたからです。

有る程度の作法とか、たしなみみたいなものはあるとしても、
「一番大切なこと」は絶対にそこじゃない。
でも、その「一番大切なこと」を
自分の中で探す事が大変だし、
それを他の人に伝えようと思うと、
もう途方も無いし、苦しい。
だから、結局、本当は有りもしない「就職活動という枠」の
幻想を抱いて、そこで「普通にうまくやろう」としてしまう。
その結果、ノウハウに走ってしまう。

絶対、そうはならずにいようと思っていたけれど、
振り返ってみれば自分も偉そうに言えることはできていなかったし、
今、まさに「就職活動」を「仕事」に置き換えたことをしてしまっている自分がいる。

基本的に、怖がったらそこでもう守りに入ってしまう。
でも、そんなこといっても、ということも多い。
僕も、いつも怖い。
でも、そこなんじゃないか、とも思う。
なぜ怖いのか、本当に怖いのか、そうだとすればどうすればいいのか。

基本的に、無理に取り繕ってもあまり良い結果は出ないことが多い気がします。
現状を見つめることが、それはすごくむずかしいんだけど、とても大切なことだと思います。


サファリング・イズ・オプショナル。
今年もいろんなことが有ると思いますが、
うまくいかないなとおもったとき、
ぐるりといろいろなオプションを試して行けたらと思います。
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by ton2_net | 2012-01-06 00:17 | 非公開 | Trackback | Comments(0)

鈴木おさむさんのお話を聞く

こんにちは。研修が始まって、新宿に泊まってます。
まさか自分の人生の中で、新宿に住む期間が有るとは想像もしなかったですね。

それにしても、環境が変わっても、面白い人に事欠かない、ということは、
数少ない僕の自慢できる所だと思う。
今日もはっしーの「佐賀トーク」で爆笑@タリーズし、
27班+いぬいさん、まぎーと楽しい夕食@本日2度目のサイゼリヤであった。
(そして、今日は3回も皿が割れる所を目撃した。)

1日は、俗にいう入社式だった。
偉い方のお話を聞く。
朝からずっと座りっぱなしでありがたいお話を聞いた結果、
…疲れた。

最後に、放送作家の鈴木おさむさんがお話下さる。
このお話に、とても感動する。

まず、鈴木さんの話し方がとてもうまい。
ほんとうにやられたと思った。
話の構成とか、選び方とかもそうなんだけれど、
それより何より、「軽い語り口」と「深い内容」である。
このブログでも何度か述べて来たけれども、
「一見相反する二つの性質」を持っている人や組織は強い。

鈴木さんのお話の中でも特に心打たれたのが、
あるお昼の有名バラエティ番組のディレクターさんのお話。

鈴木さんは、そのディクレターの方にある日聞かれる。

妻が余命一年と宣告された。
仕事を続けるべきか、妻の側に付き添ってあげるべきか、迷っている。
お前は、どうすれば良いと思う?

当時は若かったから、と前置きして鈴木さんはその時の答えを話してくださった

何行ってるんですか、この仕事は、あなたにしかできないんだから、
続けなくちゃダメですよ、
ということだった。

そのディクレターさんは、そうか、考えてみるよ、と言って、その場を去り、
一週間の後、「仕事を続ける」と発表した。

今仕事をやめたら、余命のことを告げいていない妻にそれを
悟らせる事になる。
今の自分にできることは、面白い番組を作って、できるかぎり
彼女を笑わせることなんだ、と。


そしてある日、鈴木さんはそのディレクターさんに病院に呼ばれる。
はずせないミーティングがある日だったが、
「少し妻の具合が悪くてね」
ということだった。

鈴木さんと、そのディクレターさんは、病院の談話室でネタの打ち合わせをした。
一時間、ディレクターさんは鈴木さんの話を聞きながら、ゲラゲラ笑って、
そしてOKを出した。

帰り際、彼は鈴木さんに、妻に会って行ってくれないかと言った。
病室のドアを開けた鈴木さんは驚いた。
奥さんのベッドの周りにはお医者さんや看護士さんがたむろしていて、
まさにいつその時が来てもおかしくないことを予感させる状態だったからだ。


鈴木さんは、その時、ディクレターさんにとって、
「仕事を続ける」という決断がいかに辛い物だったのかを悟ったという。
それは、死に行く妻が寝ている部屋の隣で、
一時間ゲラゲラ笑いながら、真剣に人を笑わせるために打ち合わせをする、
ということなのだ。

そのバラエティー番組の司会を努める、ある司会者さんは、
奥さんが亡くなると、誰よりも先に病室に来て、
そのディレクターさんを抱きしめた。
そして、一言、
「頼みます。バラエティーを、これからも続けて下さい。」


鈴木さんが伝えようとした事は2種類有る、と僕は思う。
この仕事のやりがい、「自分にしかできないこと」をやることの大切さと魅力だ。
そして、もう一つ、「自分にしかできないこと」があるということは、
「逃げられない」ということだということだ。

その覚悟が試される場面が、きっと仕事をしていればいつかは来るのだと思う。

若造が何を言うか、と言われる方が有るかもしれない。
そして、それはきっと正しい。
けれども、これまでの短い人生の中で少しずつ思って来たのは、
「すべては選べない」ということだ。
すべては選べない。
例えば、このブログにしても、4月に入ってからの事をすべて書く事は出来ない。
きっと、僕と全く行動を同じくする人がいたとしても、
書く人によって「何を選んで書くか」は違って来ると思う。

その限られた「選んだもの」がその人を作る。
それはとても素晴らしいものだと思う反面、
どうしようもなく残酷なことのようにも思える。


修士論文提出間際の夜に、おばあちゃんから電話がかかってきた。
コートを着て、外でおばあちゃんと話した。
おばあちゃんは言った。
「私のおばあさんはいつも言ってたよ。
 ”死に病と金稼ぎ”ってな。
 お金を稼ぐって言う事は、本当に大変なことやからな。」


鈴木さんのお話を聞いて、この言葉を思い出した。
背筋が伸びる気がしたし、何より、この人たちのような気持ちで
真剣に仕事に向かい合いたいと思った。


明日から、研修二日目です。
とりあえず、ちゃんと起きないと。
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by ton2_net | 2011-04-03 22:00 | 非公開 | Trackback | Comments(0)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
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