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カテゴリ:つくば( 9 )


原付に乗りたくなる映画

『人のセックスを笑うな』という映画を見た。
好きなのだ、という後輩から借りたのである。

面白く見た。

それで、なんとなく思ったのが、
きっと制作者の意図とはまったく違うだろうけど、
「原付っていいよな」
ということだったのである。

一言で言うと、内容としては、
永作博美と付き合った挙句、
蒼井優に嫉妬されるというハイパーシチュエーション映画である。

その途中、田んぼの真ん中(と思われる)のバス停で、
なんとなく、主人公(松山ケンイチ)と蒼井優がベンチに座って、
所在なげに、ジュースを飲んだりしている。
蒼井優がすごいなと思うのは、
明らかコイツ、主人公のこと好きだな、と
言外でわかる演技をしているところである。
(映画館の階段の1カット、すごいと思いました。
 「階段の登り方」で「恋」を表現できるものなんですね。)

さて。
で、そこに二人で乗って行ったのが原付なのであった。


それを見て、
懐かしいなあと思った。
原付き乗りたいなあと思った。

大学にいた頃、先輩にもらったHONDAの「ビーノ」という原付に乗っていた。

ブレーキランプは、ゾンビの目玉よろしく配線二本で垂れ下がっており、
スピードメーターの針は、0の位置からぴくりとも動かなかった。

きわめつけは、ガソリンを満タンまで入れると、よく燃料漏れした。
ドラッグレースみたいに、いきなりドカーンと走り出さないかと、
ひやひやしながら運転していたのだった。

…よく無事だったな。


しかし、関東平野の冬の青空の下、
イチョウ並木のひたすら続くだだっ広い道を、
「さみー!!!」
と言いながらカスミ(スーパー)まで食料調達しに行っていた日々を思い出した。


ほとんどの場合、とりとめもないことを考え、
ある時には妄想にニヤニヤしながら、
またある時は、悲嘆にくれながら、
右手のアクセルをひねって、つくばの町を走っていた。

そういう時代もあったのだ、と思わせてくれる映画でした。
永作博美はいなかったけど。

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by ton2_net | 2015-11-17 00:00 | つくば | Trackback | Comments(0)

猫じいさん

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家の近くに、やたら太った猫がいる。
写真ではあんまりうまく伝わらないかもしれないが、すごく丸丸している。
何を食べたらあんな体格になるんだろう?

やたらふてぶてしい感じだけれども、猫はそういうところがまた可愛かったりする。
得な生き物だなと思う。

通勤時や休日の散歩時にみかけて、ちょっと遊んだりするのだが、
最近、ふと「猫じいさん」のことを思い出した。


昔、大学の寮に住んでいた。
敷地のやたら広い大学で、寮の周りにも空き地が山ほどあった。
道もやたら広かった。
田舎だったのだ。
その割には寮の一人部屋は狭くて、5角形という謎の構造だったけど。

空き地にベンチがぽつんとある場所があって、そこに猫じいさんはいた。
いつも、猫にエサをやっていたが、集まって来る猫の数が半端ではなかった。
誇張なしに、20匹はいた。
しかも、じいさんの肩とかに猫が乗ったりしているのである。
いつも、猫に向かって何事かを話しかけていた。
猫たちとじいさんは、本当に親密そうに見えた。

猫じいさんは、その寮(いくつか寮があった)に住む学生たちにとっては
一つのアイコンというかマスコットキャラクター的な存在であると同時に、
自分たちとは決して関わり合いを持つ事の無いであろう、「変わりもの」として見られていた。


学生新聞に、一度だけこの猫じいさんが特集されていた事があった。
(いま思えば、もっとちゃんと読むなり、記事を切り抜いたりしておけばよかった。)
記事に寄れば、
「猫じいさんは、オスの三毛猫を見たことがある、と記者に誇らしげに語った」
ということだった。

(つづく)

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by ton2_net | 2015-10-23 06:29 | つくば | Trackback | Comments(0)

分かってから、考えろ

昔、大学の研究室に青木先生という方がいらっしゃった。
もうかなりのお年で、既に退官されていたが、
嘱託という形で研究室に所属しておられた。

原子核についてのコンピュータ・シミュレーションが専門の先生で、
基礎的な物理知識の理解が、おそろしく深い方だった。

一昔前の理論・実験両方の研究者達の雰囲気を良く語ってくれ、
「昔、○○さんという恐ろしく頭の良い人がいてねぇ…」などという昔話は、
結構みんなの楽しみになっていたものだった。


研究室では、週に一回論文をみんなで読む会、というのがあって、
そこに、青木先生も参加してもらっていた。

青木先生節、というのは非常に非常に独特だった。
「昔ねぇ…実験でねぇ…○○みたいなことをした若いモンがおってねぇ…。
 君たち、そんな事したらどうなるかわかるか…。そんなことしたら、

 死んでしまうぞ!

この「死んでしまうぞ」の所だけものすごい勢いがつくのであるが、
初めてこの金言に触れた新3年生なんかは、ものすごくびっくりしてしまうのである。

そんなとき、先輩達は目を見合わせて、(出ました!!)とほくそ笑むのである。


「死んでしまうぞ!!」と並んで忘れられない言葉がある。
それは、「分かってから考えろ」という言葉である。

青木先生の言葉を借りれば、
「あのねぇ…わからないうちから悩んでも、
 いつまでたってもわからないんだよねぇ…。
 とにかく手を動かしてねぇ…。
 こういうことか、と分かってからが、考え始めるポイントなんだよねぇ…。」
というようなことであったと思う。


「何のために働くのか」、
「”優しい”とはどういうことか」、
「幸せってなんだろう?」…。


ふと、難しいことを考えて、足がとまってしまうことがある。
自分のやっていることに、意味なんて無いんじゃないか、と思うときがある。

そんな時、もう一度歩き出すにはどうしたらいいだろう?

僕は、そういうとき、青木先生の言葉を思い出す。
「分かってから、考えろ」。


とにかく自分の目で見、手でさわって匂いを嗅いで。
一歩踏み出して、素直に自分が何を感じるのかを確かめてみる。

「そうそう…そんなに力んでもしょうがないからねぇ…」。
どこからか、青木先生の声が聞こえるような気がする。
そうですよね。そんなに考え込んでいたら、死んでしまいますよね。

卒業してからお会いしていないが、元気にされているだろうか。
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by ton2_net | 2015-10-18 21:31 | つくば | Trackback | Comments(0)

つくばという場所

今日は、仕事でつくばへ。
TXに乗ってつくばセンターからバスに乗る。
バスは、本当は目的地に最寄りの停留所があったのだけれど、
ついつい懐かしさのあまり途中で降りてしまう。
たまたま早く着きすぎて、時間に余裕があったということもあるのだけれど。

「ループ」を歩くと、落ち葉がさらさらと上から流れてくる。
空は、どこまでも青い。
こんなにきれいな場所だったっけと、
なんだか、本当に不思議なことだけれど、少し泣きそうになった。

なぜだろう。

考えてみたら、ここに来るのは卒業して以来初めてなのではなかったっけ。
地震があって、卒業式もないままに、ばたばたとみんなと別れて。
働き始めて、そこからまたさらに本格的なばたばたになって。

どうしてこんなに長く来ることがなかったのだろうと最初は不思議に思っていた。

どうしてつくばマラソンにエントリーしなかったんだろう。
どうしてワンゲルの新年会に参加しなかったんだろう。
でも多分、そういう疑問を感じることもないくらい、余裕がなかったのだと思う。

つくばに最初に来て暮らした、
「平砂宿舎」(兄は未だに「収容所」と呼んでいる)を見にいく。

がくっとくるほど、何にも変わっていない。
相変わらず汚くて、雑然としていて、五角形で、自転車がそこかしこに散らばっている。
留学生らしき二人がこっちを見て、会釈をしてくれる。
さらさらと、ここにも落ち葉が優しく降り注いでいる。

その時はその時で、余裕は無かった。
冬山の計画書を書かなくてはいけなかったし、
相変わらず陸上では高校のベストを追い抜けていなかったし、
好きだった女の子に手紙を出しても、返事は帰って来なかった。

それでも、いろんな人と出会って、たくさんの事を感じて、
4年ぶりに訪れた場所には、確かに「懐かしさ」を感じることが出来た。

その「懐かしさ」そのもの、もそうなのだが、
それを「感じられる」ということにこそ、励まされるように思う。
今だって、それはたまには大変なこともあるけれど、
きっといつか、懐かしさを感じられるんだろう。

年を取るということは、ある意味では悲しいことだ。
だけど、「懐かしい場所」が少しずつ増えていくという、そんな特典だってある。
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by ton2_net | 2014-12-02 22:51 | つくば | Trackback | Comments(0)

ありがとうございました

今、TX の中で発車を待ってます。

昨日は加速器センター、担当教官、研究室の皆さんにご挨拶。
部屋のアンインストールを進めて、
じーこさんと晩御飯食べながら色々お話し。
そのままじーことのり邸へ。

にっしー、ふくだ、のり、るいちゃん、みなみ、ちあき、ふっきー、みやぴーと一緒におばかな話で盛り上る。(はむに会えなくて残念。)
セリアの剣で一時間以上爆笑できるというのは、大変幸せなことだと思う。

企画・部屋出しののり、参加してくれたみんな、本当にありがとう!
楽しかったよ。


良い六年間だったとおもう。
辛いことも悲しいこともあったけれど、結局思い出すのは、楽しいことばかりだ。

本当に不思議だけれど、そういう風にできている。


けれどもそう思えるのは、やっぱり皆さんのおかげです。
愉快な大学生活でした。

きっとまた、おばかな話で、時に真面目な話で盛り上がりましょう。


どうもありがとうございました。
お世話になりました。ぺこり。
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by ton2_net | 2011-03-31 10:07 | つくば | Trackback | Comments(0)

再開、まっちゃん餃子(餃子どん)

まっちゃん餃子が再開しましので、お知らせします。
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場所は、
e0126903_21455744.jpg

のB付近です。
今日、研究室の人々と歩いて行ってきました。


そういえば、対抗駅伝は12/11で、多分埼玉で実験で
行けないんじゃないかと言うことが(今更)発覚した。
うーむ。どうしようか。
どうしようもないけど…。
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by ton2_net | 2010-11-21 21:48 | つくば | Trackback | Comments(5)

「あじよし」復活!

「つくばで好きな店は?」と聞かれたら、
「断然、あじよしです」と答えていたあの頃。

クラレットの裏でひっそりと営業を続けていた「あじよし」。
いつの間にか無くなっていたあの「あじよし」。

なんと、春日4丁目で復活を遂げていました。
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復活を遂げた「あじよし」


一見、窓のように見えるが、入り口なのである。
そして、看板などは無い。
(請け負ってくれた人が音信不通になってしまったらしい。)

入って行くなり、
「お。久しぶりだね」とおっちゃんが話しかけてくれる。
どうもどうもと言いながら、モダンな椅子にこしかける。
僕の中で「つくばの戸田恵子」である(全然似てはいないのだが)
おばさん(おねえさん)も、覚えていてくれた。
世間話。

「ちょっとお痩せになったんじゃない?」
とおばさん(おねえさん)に言われたので、
「あじよしが無かったので、食べるものに困っていたんですよ」
と言うと、
「アナタ、うまいこと言うわねぇ!」
と笑っていた。
奥でおっちゃんも笑っていた。
時間が繋がった気がした。

そしてついに、何ヶ月ぶりかの(何年ぶりかの?)「あじよし」ご飯。
(昨日は数ヶ月ぶりにイカが「富士泉」ご飯を食べていた。)
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(全部出てくるまで待ちきれなくて、食べかけだけど。)
変わらず、おいしかった。
そして、逸朗さんの流儀を受け継いで、デザートのコーヒーゼリーは”一気飲み”した。
(ワンゲルのミーティングとリー会の間に良く来ていたので、
 時間が無くなって良く”一気飲み”していたのだ。)

いい店ですね、と言うと、おばさん(おねえさん)は
「安普請よ。土地が広すぎて、建物たてるお金が無くなっちゃった」
と笑っていた。
もしも僕の家業が看板屋だったら、次来る時に
「これ、使ってください」
と言って、一つ作って持ってくるだろう。

腕はいいけど”スキ”がある。

これは、魅力の条件の一つなのではないか。
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by ton2_net | 2010-10-19 23:31 | つくば | Trackback | Comments(2)

つくば愛好家のみなさんへ vol.2

リクエストがありましたので、紹介します。
まずは、一の矢。
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なつかしの共用棟。
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これは元・元・主将の部屋があった11号棟。顔を横にしてみてください。
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しかし、時は流れ、こんなカラフルな棟ができました。
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死体が幾つか沈んでいるんではないかと噂される、池。
ほとりの桜が本当に綺麗に咲くんですが、もう散ってました。残念。
よく外国人がパーティーしてる。今日もしてました。

そして、水壕。
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と筑大競の応援に来た同好会の人々。
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おまけのループ
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紫峰荘は、取材時間の都合上、カットさせていただきました。
(筑大競見てたら、面倒くさくなってきてしまって…)

筑波を離れてしまった皆さんも、筑波のみなさんも、月曜日からまた頑張りましょう。
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by ton2_net | 2010-04-18 23:07 | つくば | Trackback | Comments(0)

つくば愛好家のみなさんへ

つくばを離れてしまったけど、つくばが大好きなみなさんのために、
筑波の写真を紹介しようという企画。
リクエストがあればコメントに書いてくださいね。
(”紫峰荘”の写真が見たいとか・・・。そんな人いないか。)

ちょっとずつ更新できたらいいですね。
”四季のループ”の写真を載せられたら良いですね。
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なつかしのループ

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「カフェジャーナル」近くの桜の木
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by ton2_net | 2010-04-08 11:25 | つくば | Trackback | Comments(6)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
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