新しくなったton2net



カテゴリ:SC・メディア( 11 )


SC5期、新年会

年末に走って、溝に落ち、こけてしまった。
どうも脇腹が痛いと思っていたら、
おととい、病院で「あぁ、折れてますねー」と言われた。
どうりで痛いはずだよ、ワトソン君。

おとといは、病院に行ってからちょっとお仕事。
夜は、SC5期生の人々とプチ新年会を。
北千住で飲みました。つくばエクスプレス、懐かしい。
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SCとは、国立科学博物館の、
科学をどう伝えるか。いろんな講義や討議、
そして博物館にいらっしゃったお客さんを相手に、
実際に自分の研究をプレゼンするという実習もあった。
2010年開校の5期、修士2年生のときに受講した。懐かしい。

当時コーディネーターだった先生もいらっしゃって、
いろいろ近況などをおしゃべり。
東京にいなかったから、ほぼ講座が終わって以来の再会だった。
みんな、仕事やら子育てやら、各方面で活躍してて、刺激になった。

今は、科学番組を作る部署にいるけれど、
ここに来るまでに、随分いろんなことがあった。
でも、「科学を伝える」ためには、
科学だけでなく、その「いろんなこと」が大切なのだと思う。

なぜ伝えたいと思うのか。
なぜ知りたいと思ってくれる人がいるのか。
それを考えないといけないし、
その中に「いろんなこと」が関係してくるのだ。

それは、なんとなく「なんでもない日常」のことなんだろうなと思う。
ちょっと抽象的だけど、
山の手線から東京の街の灯を見つめながら、
なとなくそういうことを思った。

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by ton2_net | 2017-01-09 23:19 | SC・メディア | Trackback | Comments(4)

上杉 隆さんの講演で思ったこと

昨日、筑波大で行われた上杉 隆(@uesugitakashi )さんの講演会をお聞きしに行った。
筑波大2年生の船山さん(@fnysss )が企画されたそうで、UST中継、twitter連動など、
(UST中継にはTHKのみなさんの協力が有ったらしい。)
副題にある「魅せるニューメディア」を意識して工夫のなされた催しだった。
リアルタイムで会場内外の意見が見られるのは、面白いね。

講演が終わって船山さん(@fnysss )に
「どうやって上杉さんをお呼びしたんですか?」
とお聞きすると、
「オファーは講演会の時にたまたま話す機会があって、
 その時に熱く語らせて頂きました!笑 直談判です!」
とのこと。(お返事&フォローありがとうございました!)
こういうの、いいですね。
やってる方も楽しそうだし、それに参加する人も楽しいって言うのは、
すごく良いことだと思います。


昨日の上杉さんのお話で心に残ったのは、NY times時代の支局長の言葉。
上杉さんは、NY timesに訂正記事が堂々と毎日掲載されることに驚いた。
こんなことで、NY timesは、国民の信頼を得られているのか、と支局長に聞いたことがあった。
すると支局長は上杉さんに言った。
大切なのは、間違えないことではなくて、間違えた時に素直に認めて、訂正することなんだよ、と。

このお話を聞いた時に、日本の新聞社のこともそうだと思うけど、まず、自分自身はどうだろうな、と思った。
「自分」という「メディア」は、このNY timesの崇高なプリンシプルの方向性を持っているだろうか。

自分の間違いに気づいた時、すぐにそれを認めて、訂正できているか?
それ以前に、自分が「間違える」のだということを自覚できているか?
間違いを恐れて、世間一般の意見を取り入れて、自分で考えることを放棄していないか?

最後にパネルディスカッションで荻野先生もおっしゃっていたけれど、
まず自分がメディアになってみることから始めてみたい、と思う。
その中で、「良い(or 悪い)メディアとは何か?」
という問いかけを持ち続けることから、始めるのが大事なのではないかと思う。

この講演会に関する意見を#uot_mediaで拝見していると、
「でも、我々はどうしたらいいんだろう」
という意見がちらほら有った。
これは全く私的な意見だけど、問題をマスコミに棚上げしないで、
自分のこととして捉えてみる所から始めたら良いのではないかと思う。


高校生の時、岩渕 大起さんの「まだ17歳だけど、人生って面白いと思う 」と言う本を
読んだことが有った。
その中に、
「周りを変えるよりも、自分が変わる方が早い、と気づいた」
というような一節が有った。

読んでいて、なるほど、と思った。

これは「自分を曲げる」ということとは違う。
人のことをどうこう言っている間に、それを参考にして自分が動けば、
問題は早く解決する、というのである。
「人の振り見て、我が振り直せ」だと思った。


この記事を読んで、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないんだよ、と
思われる方もいらっしゃると思う。
そういう意見も、もちろん有ると思う。

しかし、どんな問題も、どっちが悪くてどっちがいい、
というように簡単なものではない、と私は思う。

こうこう、こういう理由でAのここはいいけど、こっちは良くないよね、
というような論理を持たない言説に、説得力は無いと思う。

「Aが悪い!」と声を大にして信じてもらうというやり方は、むしろ
”アンチマスコミ”の方が言っている”マスコミ的な”態度であって、
それに批判するためには、まず自分からその態度を改めることが求められると思う。

すなわち、おい、お前ら、もっとましな報道しろよ、と他人事のように言うのではなく、
自分が「良いメディア」のお手本を示すところから始めなければならないのだと思っている。
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by ton2_net | 2011-01-21 17:29 | SC・メディア | Trackback | Comments(0)

スペースバトルシップ

NASAの発表に関して、○山君のブログにもコメントしたのだけど、
毎日新聞記者の本村さんも同様のことを書いておられた

キャッチーな見出しで世間の関心を引いたNASAの作戦勝ちともいえるが、「宇宙人?」があまりのいきおいでひとり歩きしたために、この発見そのものの相対的な価値が低くなってしまったのが残念。
生物学上のトピックとしてはとても興味深いと思う。


科学広報は、色々なことに気を使わないといけないんだね。


17時くらいに理研につきました。
今、良い方の宿舎にいます。
(冷蔵庫、地デジ対応テレビ、流し、ガス台、お風呂、トイレ、共用洗濯機、ネット環境完備)

一週間、ここに滞在します。
駅伝見に行きたいが…

そして、同好会誌を、まだ出していない(というか買いてさえいない)。
今年こそ、いよいよもうダメだろうか…。
なんとか、印刷に間に合うように…。
ほんと毎年ごめんなさい。


そういえば、昨日練習に行ったら、M下がいた。
ゆーなを何かに誘っていたが、断られていた。
なんかあんの?と聞いたら、今からチャドさんと「やまと」見に行くという。
ふーん、と思ったけど、段々乗って来たので、
一緒につれてってもらうことにした。
競技場を離れる時には、
「じゃあ、イスカンダル、行ってくるよ!」
みたいなノリになっていた。

チャドをさらって、イーアスつくばへ。
先にチケット買って、久しぶりの大戸屋。
そして、カスミで飲み物買って、映画館へ行った。
…行こうとした。
そしたら、シャッターが閉まっていて、中から行けないことが判明した。
急いで、外から回り込もうとしたら、M下が
「すんません!!自分後で行くんで、先に(イスカンダルへ)行っててください!」
と行って、惑星・トイレへ駆け込んで行った。
すまん、M下、お前の犠牲は無駄にはしないぜ…。

無事、開演前に着席したM2二人は、予告から映画を楽しんでいた。
しかし、…M下がこない。
いつまでたってもこない。
まさか…

そして、ようやく来た。本編始まって1分後くらいにきた。
後で聞いた所によると、チケットをなくしたとか…。
(紙が無かったから…、という噂も…)
しかし、受付の心優しい人が、通してくれましたと、さ。

「スペースバトルシップ ヤマト」、面白かった。
黒木メイサに、
「あなたのいない世界なんて…意味がないわ!」
みたいなこと言われたら、命をなげうっても地球を救いたくもなるような気がした。
音楽がいいですね。
ただ、148000光年を旅するには、2時間半は少し短い気がした。
(しょうがないけど。)

あと、「レーダー係のおねえさん」が、えっぴーに似ていた。
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by ton2_net | 2010-12-04 18:15 | SC・メディア | Trackback | Comments(4)

サンデル教授の授業とサイエンス・コミュニケーション

日曜日に、NHK教育で「白熱教室 in Japan」という番組が放送された。

ハーバード大学のマイケル・サンデル教授による人気授業"Justice with Michael Sandel"の日本語版「ハーバード白熱授業」の人気を受けて、サンデル教授が来日。
東大で講義した。
("Justice with Michael Sandel"は、こちらから見る事ができる。
 英語だが、授業には英語字幕をつけてくれてある。
 また、まとめメモが公開されている「ハーバード白熱教室ノート」も参考にされたい。)

授業はサンデル教授の問いかけに対する生徒同士のディスカッションで進み、
出てきた意見に教授が補足し、まとめることを軸にして進むという大変エキサイティングな展開だった。
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「白熱教室 in Japan」を見終わった時、以前このブログで紹介したランディ・パウシュの「最後の授業」に出てきた”頭のフェイント”という言葉を思い出した。
最後のサンデル教授の言葉が、講義を通して「受講者に本当に伝えたい事」だったように感じられたからだ。


サンデル教授は、講義の冒頭で「基本的な3つの正義の考え方」を示した。

1. 最大多数の最大幸福を実現する事が、正しい事だとする考え方(e.g. ベンサム)
2. 人間の尊厳を最大限に尊重することこそが、正しい事だとする考え方(e.g. カント)
3. 美徳と、共通善を育むものこそが、正義だとすること(e.g. アリストテレス)


その後、3つの事例をもとに、受講者に意見を求めた。
a. 給仕のパーカーの事例
難破した船から脱出した3人の船員が、給仕であったパーカーを殺害し、
彼を食料として命をつないで無事に救出された事件。この殺人は正しいだろうか?

b. イチローの年俸についての事例
イチローの年俸は約15億円。対してオバマ大統領は約3500万円である。
イチローの年俸は、高すぎるだろうか?それとも正当な額だろうか?

c. 東大裏口入学仮定の事例
東大の入試で、入試では合格に至らない生徒がいる。
彼を合格にしたら多額の寄付が東大になされるとして、彼を入学させるべきだろうか?

生徒の出す自由な意見をまとめて行く中で、サンデル教授はその中に、最初に提示した「3つの考え方」を見いだして行く。

サンデル教授は、意識しなくても、このような議論の中に「正義を考える根本的な概念」が見いだせる事を指摘し、授業を次のようにまとめた。
私たちはこの講義を通じて、正義や権利、共通善にとりくむことができるのは、哲学者だけではない事を示せたと思う。それは、市民たる事の一部なのだ。


正義や権利、また、ベンサムやカントやアリストテレスなどは、私たちの生活とかけ離れた、全く別世界のことのように感じてしまう人も少なくない。

しかし、実は私たちがニュースや、身の回りの出来事に対して意見を持つ時、
意識をしていないだけで実は、
「正しいとはどういうことか」
「良いと悪いの境界はどこにあるのだろうか」
といった根本的な問題に触れている。

サンデル教授は、問題を提示してその場の人間に「自由に」議論させる中で、その事を実験的に「証明」した。
その意図は最初に明かさず、最後に、「そういうことだったのか」と参加者を納得させる説得力のある講義だった。


私は今、大学院で物理を学んでいるが、そこで感じた事は、
「科学は、人間が自然を理解し、向き合うための考え方や方法」
だということだった。
科学という何か巨大な物が既に存在する訳ではなく、
その「やり方」は日々より良い物を目指して更新されるものだと思う。

もしそうだとすれば、日常とかけ離れたものだと思われがちな科学の方法論もまた、
毎日の生活の中で、
直面した問題に取り組む時に、
自分や、親しい人を理解する時に、
役立てる事ができると思うし、
意識しないうちに使っているのではないかと思う。


科学の魅力の一つは、日常とかけ離れた壮大なスケールにある。
宇宙の話や、細胞の話など、科学の最新のテーマについて「理解を深める」という点でもサイエンス・コミュニケーションは意義がある。

そして同時に、
科学というものは、実はもっと平凡で、身近な物でもあり得るという事、
そして、科学の行く末を決めるのは、偉い科学者だけではないという事を
伝えるためにサイエンス・コミュニケーションという方法があるのだと
私は思う。
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by ton2_net | 2010-10-06 23:43 | SC・メディア | Trackback | Comments(0)

ガセクさんの講演

ディスカバリー・チャンネル科学映像シンポジウム「世界に通用するドキュメンタリーとは」
を、今月23日に聞いてきた。
伝説の敏腕プロデューサー(らしい)ポール・ガセクさんが初来日。
講演と、日本の識者とのパネルディスカッション。
その後にガセクさんの作った番組を一本見るという大変濃密なイベントであった。
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印象的だったのは、ガセクさんが
「サイエンスプログラム(科学番組;SP)は、授業じゃないんです。
 エンターテイメントなんです。」
という事を、再三にわたっておっしゃっていたということ。

国立科学博物館の講座で、(学生の間で)物議を醸した
「科学を文化に」
というフレーズ。
対して、ディスカバリー・チャンネル社長のジェームス・ギボンズさんも、
ガセクさんも、
「科学をエンターテイメントに」
という立場を明確に示していた。
「テレビは、退屈であってはならない」というのが、彼らの根底にあるテーマだ。

この立場を基軸にした番組作りでは、
「たとえ、若手であっても、科学をイメージしやすく、情熱的に伝えられるならば、
 大御所よりもそちらを選ぶ。」
と言うスタンスを取っているそうだ。


話の途中にも、実際のディスカバリー・チャンネルの映像を多く交え、
最後まで聴衆の興味を話さない見事な講演だった。
講演の中で使われた映像や、パネルディスカッションの後に使われた映像を見て
感じた事は、
「たとえCGをCGと思わせない工夫で、しっかり”ストーリー”仕立てにしている」
ということだった。

日本のテレビを見ていると、CGとかイメージとか、
「現実の映像」と「非現実の映像」をかなり明確にしている。
この流れは、個人的に、
「発掘あるある大辞典」問題の後、かなり顕著になったように感じる。

ディスカバリー・チャンネルでは、一つのストーリーが有って、
それを効果的に、視聴者に分かりやすくするためには、手段を選ばない、
という心意気を感じた。

どちらがいい、というわけではなく、テレビ番組でも、
やはり文化の違いというものが現れるのだなぁ、と思った。
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パネルディスカッションの様子

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記念のボールペン

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会場では、同時通訳で講演を聴く事が出来ました
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by ton2_net | 2010-09-30 01:31 | SC・メディア | Trackback | Comments(0)

discovery channelのトークショー

今日は科学未来館でポール・ガセクさんの講演会、パネルディスカッションを聞いてきた。
大変、勉強になる。

就職活動をしていて思ったのだが、これから「マスメディア」は、どうなってゆくのか、ちょっとわからない。
でも、「サイエンス映像」は、これから日本で伸びてゆくと思う。
日本は、技術を持っていながら、これまでこの分野に力を入れてきていなかった。
というか、科学者と映像技術者のコミュニケーションが、きちんとなされていなかった。

サイエンス・コミュニケーションが盛り上がってきている中で、
「動画」の伝える力は、絶対に無視できないものになると思う。

それは、別にテレビ番組だけではなくて、
国立天文台の縣先生が紹介してくださった「4D2U」プロジェクトとか、
(ちなみに、MITAKAの簡易版。宇宙の果てまで旅出来ます。)
理研で行っている「生物の3D映像」とか、
研究の一環として動画や3D映像が使われ始めている。

これは、新しい潮流だ。

しかし、考えてみれば、「新しい見方」が科学を変えてきた。
デカルトは、壁にとまったハエを見て、”座標”の概念を得たと言われている。
2次元データを座標平面におきかえることで、
今まで数字の羅列だったものを、視覚的に傾向としてとらえることができるようになった。

情報そのものは変わらなくても、その情報の整理の仕方を変えるだけで、
新たな発見につながることがある、と国立天文台の方がいつかおっしゃっていた。


いつか、科学者と、映像を作る人が、「もちつもたれつ」な関係で
科学に貢献できる日を作って行けたらいいな、と思う。

というわけで、今日刺激を受けて、とりあえず
サイエンス映像学会」に入ってみようと思います。
学生年間会費、5000円だよ。


雨の中、帰りは北千住の「深川」によって、とんかつ食べて帰ってきました。
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by ton2_net | 2010-09-23 22:57 | SC・メディア | Trackback | Comments(0)

discovery talk

塚本くんが、discovery talk@科博 の写真を送ってくれました。
ありがとう!
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「核力エネルギーの大きさ」と「元素合成」について、ウランを例に説明しました。
元素合成については、あれは自分が聞いても分かんないと思う。

聞き直したら、色々嫌になるんだろうな…。笑
良い経験になりました。
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by ton2_net | 2010-09-07 12:23 | SC・メディア | Trackback | Comments(0)

本村さん

国立科学博物館@上野で毎日新聞科学環境部の本村さんのお話をお聞きする.

難しい話を分かりやすく,というのはまだ簡単で,
わかってない話,不確かな話をどう報道するか,が非常に難しいですね.

とのこと.なるほど.

科学報道を続けられるモチベーションは?
という問いには,
「自分自身が楽しいから.
 想像もしなかったことの仕組みがわかって,面白いと思う.
 自分が面白いと思ったことをほかの人にも伝えることが純粋に楽しい」
とおっしゃっていた.

自分が知った面白いことを,他の人に伝える.
いい仕事だなぁ,と思った.
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by ton2_net | 2010-07-26 19:01 | SC・メディア | Trackback | Comments(0)

布教活動とサイエンスコミュニケーション

少し前に、家に布教活動をしてらっしゃる方が来た。
3人ずれの中年の方々で、男性が一人、女性が二人だった。
宿舎の時にはそういう訪問は無かったので、少し新鮮だ。

その方達は聖書を読む会を週一回開いており、その参加者を募っているらしかった。
申し訳なかったが興味が無かったので、
「あ、すいません、興味ないので」
と言って断ることもできたのだが、こういう場合とりあえず話を聞いてみることが
なんとなく習慣に成っている。

男性が主と成り、「聖書のココがすばらしい」ということを説明してくださった。
そして後ろの女性の方が「そうよね。そうよね。」と間の手を入れる感じに成った。
最後に、連絡先を書いた名刺を頂いて、その場はお開きになった。


その後歩いて近くのコンビニに行く途中、ふと
「宗教の勧誘はあるけど、”物理すばらしいですよ”
 みたいな勧誘はあまりうけたことないな」
と思った。
ドアのチャイムが鳴って、
「週に一回”プリンキピア”読んでるんですが、一緒にどうですか?」
と言われたことも無い。

なぜだろうと思って、考えた。
大学があるからだろうか。
科学を勉強したい人はそこに行けば良い。

しかし、宗教だって神学校があるしなぁ。

科学は、基本的に興味があったり、勉強したいと思った人が情報を得やすいように、
という努力をしている気がする。
(大学のオープンキャンパスで「物理に来なよ」みたいなことを言われることはある。)

科学コミュニケーションは、「そういう」スタンスのような気がする。
いきなりお宅訪問するのは無理にしても、
全然興味ない人にも「どうですか?」
と聞いて回る姿勢も必要なのだろうか。

でも、法律やる人がいてもいいし、サブカルやるひとがいてもいいし、
個人的には、特に科学に興味ないなら、それはそれでいいかな、と思ってしまう。

うーん。自分にとっての「科学コミュニケーション」って何なのか。
これは非常に難しいけど考える価値のある設問だと思う。

そんなことを思わせてくれる出来事だった。
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by ton2_net | 2010-05-12 15:51 | SC・メディア | Trackback | Comments(0)

一周して、帰ってきたら

筑波大学のサイエンスコミュニケーションを専門にされている先生に
お話をお伺いしに行った。
思えば、就職活動で様々な方にお話をお聞きしに行った。
採用のある会社のOBOGの方もいたし、研究者の方や広報関係の方もいた。

皆さん、お忙しい中お時間を割いて、熱心に話を聞いて、
心優しいアドバイスを下さった。
本当にありがたい事だし、素敵な方に出会える「運」もあったと思う。

そして気づいたことは、”学生の特権”は、時間や学割だけでなく、
”学生の仕事は勉強”というところにあるということだ。

社会人や研究者の方は、学生相手なら「しょうがないな」と
付き合って下さるのである。


今日もお話の中で
「○○さんにお会いしてきたんですが、」
と言ったところ、
「えっ、○○さんって、あの○○さん?
 誰の紹介で?」
「いや、HPにアドレスあったんで、送ってみたらお会いしていただけたんですが。」
「へぇぇっ」
というやりとりがあった。
○○さんは、その業界にいる人なら誰でも知ってる(たぶん)人で、
そしてその多忙さも有名なのだろう。

そんな方にメール一本お送りしたくらいで会っていただけるのである。
これを、学生の特権と言わずしてなんと言うのか。


もちろん、人に話を聞くばかりではどうにもならないが、
自分と同じ壁にぶつかった人は、周りにたくさんいるんだな、と思った。
その壁の乗り越え方を知っている人がいるなら、聞いてしまえばいいのである。

いつか、誰も乗り越えたことのない壁が出てくるかもしれない。
そうしたら、そこでがんばればいいのだとおもう。
「誰も乗り越えたことのない壁」を乗り越えることが
「自分にしかできない仕事」であり、
そこへたどり着くまでに人生終わってしまったら、死の間際に
「お疲れ様です。
 でも、それ、5年前に隣町のサブロー君がやってましたよ。」
ガクッ
とかなりかねない。

昔、ある男にこういう話を聞いて、なるほどな、と思った。
「勉強するのに、一番効率良い方法知ってます?
 自分で勉強してもいいですけど、時間がかかる。
 誰かが書いた本を読んでもいいけどね。
 でも、一番良いのはもう分かってる人に聞くことですよ。」

結局、この男は宗教団体の勧誘員であったのだが、
とにかくこの一説は、なるほどなと思った覚えがある。



思い返せば、こういう風にアポを取って単身プロのお話をお聞きする
という初めての試みは、今日お会いした先生との対談だった。

色々な方に色々なお話をお聞きした後に、再度お話をお聞きすると、
自分が前回と変わったな、ということが実感できる。
また、ほかの見地から先生のご意見を眺めたりできて、
色々なところを周ってきたんだな、としみじみ思った。

しみじみ思っている場合じゃないけどね。

今日もまたお会いしてみたいなぁ、という方を紹介していただいた。

音楽番組のプロデューサーをしている方が授業で
「人生も、音楽も、人とのつながり、つながりで」
とおっしゃっていたっけな。
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by ton2_net | 2010-04-27 18:34 | SC・メディア | Trackback | Comments(2)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
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