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カテゴリ:キャリア・デザイン( 8 )


共に生きる覚悟(マンガ「のだめカンタービレ」)

「大人買い」ってほんとにやっちゃいますよね。
本を売るなら「BOOK OFF」で
日曜日に6時間ほど立ち読みしていたあの頃が懐かしいです。

いまや、思い立ったらスマホでポチ。
すごいですよね。

そんなこんなで、ついついマンガを大人買いしてしまう日々が続いている。
『鋼の錬金術師』
『もやしもん』
『ガラスの仮面』
『東京喰種』
『AKIRA』
『宮本から君へ』
とかとか…。
みんな良いマンガだったな。

一回全部読んだのに、つい読み直したくなって買ってしまったものも。
『岳』とか、
『ハチミツとクローバー』とか、
『Black Jack』とか。

あと、『のだめカンタービレ』。
のだめは、良いマンガだと思う。
設定の妙がある。

のだめは、基本的に『ガラスの仮面』とパターンが一緒な気がする。
隠れた「天才」が、偶然出会った人に「発見」されるお話。
少女マンガの多くにこの流れが見える。
きっとみんな、心のどこかに
「発見されたい」という気持ちを隠しているのだろう。

でも、『のだめ』にはいくつか斬新な設定がある。
少女マンガの主人公が”不潔”であること。
それから、本人に「やる気がないこと」(プロになる気が無いこと)である。
『仮面』のマヤは、最終的には自分で進んでプロになるために家を出る。
けれども、元々保育園の先生になりたいと音大に来たのだめは、
プロになんてなりたくないと思っている。

「あの子は音楽は好きでも、基本的にこの(音楽)業界が嫌いです」、というわけだ。
(#22、シャルル・オクレール)

マンガの中には、のだめの
「もう十分がんばった」
「どうしてこれ以上がんばらなきゃいけないの」
というような自分に甘甘、大胆いじけコメントが時折出現する。

ここが、現代の若者に受けれ入れられた理由ではないかと思う。



まあよくわからない話をつらつらと書いて来たが、
好きな場面は、師匠のフランス人(オクレール先生)がのだめについて語る場面。
この師匠が、すごく良いキャラクターだなあと思う。
のだめは、コンクールに出してもらえない事にイラつき、
師匠に無断で巨匠指揮者とコンサートで演奏。
鮮烈デビューを飾ってしまう。

その後の#22の師匠のセリフが、彼の教育方針を明瞭に表している。

「あの子はあと少しで
 本当のピアニストになれたかもしれないのに…」
「本当の…って?」
音楽と共に生きる覚悟を決める事です。
 なにがあっても


すごいセリフだなあと思う。
自分の(あなたの)専門にしていることを○○とすれば(例・営業、医学、本の編集…)、
本物の○○になる、とは
「○○と共に生きる覚悟を決める」ことである、ということを言っている。
これは、もはや一つの見識といっても良いのではないかと思う。
ここまでの「広く深い」コメントは、そうそう無いのではないか。

きっと二ノ宮さんは
ここを描きながら、
「自分は、本物のマンガ家だろうか」と考えたに、違いない。
そして、単純にそうだとは言えないまでも、
心にひっかかる、小さくはあるが確かな手応えがあったから、
このコメントを残したのではないだろうかと想像する。

マンガは良い。
書き手と読者が、小さくて形は無いが確かなものを共有できるコマがあるのだ。
何千、何万コマに一コマではあるが、それは確かにある。



さて、今日もこれから仕事。
「何があっても共に生きる覚悟」をするに足ることを、
やれているだろうか。

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by ton2_net | 2015-10-19 05:49 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(0)

僕の「仕事論」(モチベーションとしての仮説)

人生は、どれも皆、「物語」である…。
いや、そこまで強くは言えないか。
人生にとって、「物語」は重要な役割を果たす。
くらいかもしれない。
とにかく、数少ない、本当に数少ない僕の人生の主題として、
「物語」というものがあると思う。
「物語」とは何か…。

一人一人の人生が物語だとすると、
様々な人の物語が交錯する「点」や「線」
(もしくは、「面」的な物語もあるのかもしれない)
に「情」が生まれる。
同情だったり、友情だったり、愛情だったり。
たった一人の人生でも、「物語」たりうると僕は思う。
生まれて間もなく、無人島に流れ着き、
いかに生きて、いかに死んだのか…。
それはそれで興味のある物語だと思う。
けれども、物語の始まりには母がいて、父がいる。
どんな人間にも、親がいる。
本当に独立した「物語」というのは、あり得ないのかもしれない。

そして、「交錯する物語」が、自分の物語を彩って行く。
ある瞬間には、物語の方向性を変えてゆく。
つまり、自分の人生という物語が、他の物語から影響を受ける。
もっと言えば、自分の物語が自分の人生をの方向性を決定する事も有るんだと思う。

高校くらいまでは、僕の人生は僕のものだと思っていた。
言い換えるならば、自分の物語は自分の物語で、
他人は「自分の物語」からすれば、
根幹の物語には影響が無い、いわば脇役なのだと思っていた。

でも、そうではないんだと分かって来た。

「自分」の中に、忘れがたい物語として、
他の人の物語がしみついている。
そして、そのしみついて物語は、自分の意志とは別に、
勝手に進み、展開してゆく。

その展開した物語に、今の自分の発する物語を重ねて、
反応を見てしまう。
今回作った作品は、彼らの目にどう映るだろうか。
胸を張って、見せる事ができるだろうか、と。


僕の物語の楽しみ方として、
「気に入ったものを何度もなぞる」
というやり方が有る。
何回も何回も、そのすてきな曲線を指でなぞるように
言葉を噛み締めながら読む。
それは、まるで曲線のようだと思う。
自分では思いつかないような、
でも自分の根幹を揺るがすようなそのパラメータ。
どうしたらこんなに美しいカーブが描けるのだろうと思う。

そういう人生(=物語)と、僕は既にいくつか出会う事ができた。
それはとても幸運な事で、至らないところが無数に有るけれども、
それでも僕は基本的に大丈夫なんだろうな、と思うことができる。
それは、すごい事だと思う。
きっと、僕の中で、もうその物語が命を得て、ずっと動いているからだ。
有り難いと思う。
そして、できるなら、その恩返しが、
どういう形であれ、できたら良いなと思う。

つまり、良い出会いは、人の心の中に「良い物語」を作る。
「良い物語」とは、「生きた物語」である。
それは、生々しいものであり、有る意味では自分を阻害するものたりうる。
でも、それは、人生にとってプラスであると、僕は思う。
それは「呪縛」とか「コンプレックス」とか、様々なマイナスの面でも作用しかねないものだ。
いわば「劇薬」である。
けれども、そこで「自分」が試され、「自分」が生まれる。
それを不幸だとおもわずに、幸せだと思えたとき、
絶対にそれはプラスに働くのだと、僕は個人的に思う。

しかし、出会いは縁でもあり、また、うっかり通り過ぎてしまう可能性も多分に含んでいる。
「自分はなんて不幸なんだろう」と思う人もいるだろう。
「周りの人がもうちょっとましなら」と思う人もいると思う。
それは、本当に不幸な事だと思う。
想像してみるに、ちょっと辛い。
じゃあ、自分はどんだけましな人間なのか?という常識的な問いを持てたとしても、
そう思ってしまったら、もうどうしようもない。
悲しいスパイラルに陥ってゆく。
そういう人たちにもし自分が何かできるとしたら、
それは擬似的な出会い…作品としての出会い、物語を提供する事なのではないかと思う。

色々ぐだぐだ書いて来たけれども、つまりは
「まぁ、明日もなんか頑張ってみようかな」と思う物語。
そんなものが作れたら、本当に最高だなと思う。


僕の、本当に拙い物語。
たくさんの人とのこれまでの出会いで、
ようやくエピローグから本章に進み始めたような予感が、実は最近している。
色々、辛いけどね。
まぁ、頑張ろうと思う。なんとなく。
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by ton2_net | 2012-10-14 01:08 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(0)

美味しいご飯と温かいお話

引越しの片付けに疲れ果て、おそらく人生最後と思われる「おふくろさん弁当」を
食べながら、アムステルダムで後輩にもらったチェコビールを飲む。
気づいたら、こたつで寝ていた。

電話の音で起きる。
今日飲もうと言っていた友人からだった。
しかも、彼女の家にいるから、来いという。
(この女の子も、後輩なので知っている。)
確かに、二人で家に来てくれるという話だったけれども、
なんとなく申し訳ない気がした。
けれども、いいから来いと言ってくれるので、行くことにした。

顔を洗って、歯を磨いた。

外に出て、自転車をこぐ。
花冷えを、節電で電灯が消えた町が助長する。
風が、身にしみて、信号を通り過ぎる時にうぅ、と声が出た。

近くのコンビニまで友人に迎えに来てもらって、部屋にお邪魔する。
あたたかい。
部屋も、さっぱりしていて、それでいて温かみを感じさせてくれる装飾だった。

ご飯をいただいた。
まず、抹茶ラテをいただいて、(暖かい!)
それから、「野菜グラタン」を頂いた。(おいしい!)
さつまいもが甘くて美味しい。適度に歯ごたえがあるのもいい。
さつまいもの上に乗っているチーズと胡椒がアクセントになっている。
下をのぞいたら、キャベツとにんじんがいた。

リゾットも、とてもいい味付けだった。

二つとも、とても「やさしい」味。
無理に外からこてこてに味付けするのではなくて(そういう料理が食べたくなる時もあるけどね)、
素材の中にちょっと隠れている美味しさを、引き出したような美味しさ。
特に、連日飲み会の身には、とてもとても沁みた。
こういう美味しさがあることに気づけたのは最近の話で、
そういう意味では、母親に申し訳ないことしたなと思ったりする。

友人の彼女さんであるところの後輩が、お皿を洗ってくれている間、
友人と「蒼穹の昴(ドラマ)」にツッコミを入れていた。
まず、落ち込む兄に妹が元気付ける言葉を言うのだが、
たった一言で元気が出すぎた兄に、妹はちょっと引いていたり、
ベッドの下に、「伝説の石」候補があったりした。

お皿を洗い終わった後輩と、また3人でお話。
後輩が、とても温かい、いいお話をしてくれた。
僕は、その人の「なぜ」を聞くのがとても好きだ。

「なぜ」今勉強していることをしようと思ったのか。
「なぜ」将来そのような仕事をしてみたいのか。

この人と、もっと話してみたいな、と思うとき、
その人の明るさや面白さと同時に、心にひっかかる程度の、
ほんのわずかな「重み」のようなものを感じる時がある。
この後輩は、そういうものが、なんとなくあるような感じがしていた。
聞いていて、僕は結構胸が熱くなるのを感じた。
とてもとても、温かいお話だった。

先天的に何かを持っている人は、それをさらりと出す。
とてもスマートだ。
そういう人に、僕はすごくあこがれてきた。
人は、自分に無いものにあこがれる。

けれども、大学で学んだ大切なことに一つは、
後天的に、苦労して獲得したものには、「重み」があるということ。
こころにかちり、とひっかかる、温かみがある。


大学3年生の時、登山のサークルのことで僕はそれなりに悩んでいて、
そのサークルのOBの方に少し相談をしていた。
その方からもらった言葉でとてもうれしかったのは、
「悩んだり、苦しんだりしながら、人は魅力的になっていくんだよ」
という、言葉だった。
割とありきたりなこの言葉に、僕はとても救われたと思っている。

僕は、あまり社交的でなくても、自分の好きなことをやっている人とかも
わりと好きだと思う。
けれども、明るくて、面白い人には、やっぱり惹かれる。
そして、その明るさ、面白さに、重みが、影が感じられる人には、好きなだけではなく、
「応援したい」という気持ちが強くなる。

きっと人は、弱さを殺して強くなるのではなく、
弱さの延長線上で強くなれる。


この話を聞いていて、僕はこの後輩の女の子が、どうして友人を好きになったのか
少し分かったような気がした。
彼もまた、軽い話し口の中に、わかりにくい重さがあると思う。
器用な分、この女の子よりも不器用なのだと、勝手に僕は思う。


午前0時を回ったので、そろそろ…と立ち上がる。

お礼を言って、外に出る。
隙間から、手を振っている二人が見えてドアが閉まった。

一階まで下りて、空を見た。
星が出ている。
不思議と、来た時ほど寒くないように感じるのは、
きっと、美味しいご飯と、温かいお話を頂いたからだろう。
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by ton2_net | 2011-03-28 01:26 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(2)

過去から未来へ

周りに、いつも笑い声がある。

先週の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、
淀川キリスト教病院のガン看護専門看護士の田村恵子さんだった。

田村さんは医学的に治療が不可能と診断された患者に対して
緩和ケアを行う施設で看護士をしている。

余生を宣告された患者もおおく、
気分が落ち込んでしまう方も少なくない。
しかし、田村さんはいつも前向きに笑顔で患者と接する。

田村さんは、
「絶望のどん底にいても、人は希望をかならず持っている」
と言う。
それを信じて、患者ととことん話し、心の奥に隠された
患者の前向きな気持ちを引き出す。

田村さんは、
「自分の最後が訪れることをきちんと認められること」ができた多くの人は
残された限りある時間を充実してすごし、安らかにこの世を去ることができるのだという。


人には、いつか必ず最後が訪れる。
普段何気なく暮らしている我々が、それを現実的にイメージするのは難しいし、
想像したくないものだ。
しかし、”終わりがある”ということを認めることで、
一日一日が違うものになる、
心の持ち方しだいで、人生は豊かになる、と田村さんはおっしゃっていた。

確かに”死ぬ”ことを意識して生きるのはなかなか難しいが、
大学生活の残り、学期、学年。
そのときそのときの区切りを意識して、
今しかできないことに気づくことはできるのではないか。

田村さんの仕事にかける情熱を見ていて、
そんな風に思った。


「人間は絶望にあっても必ず前向きな気持ちが残っている」
それはなぜなのかを、田村さんはこう説明していた。

「生はいつか終わるということを意識すると、
 ”今まで自分を育んでくれたものは何か”を考える。
 様々なものを削っていって、本当に大切なものは何か、を考える。
 すると、多くの人にとってそれは物でもなんでもなくて、周りの親しい人たちに行き着く。」


生の終わりを意識することによって、今までの生を振り返る。
そこでの人との関わりの大切さに気づくことで、
人は新たな気持ちで前向きになれるのだという。

今までを振り返って、今、ここにいることに感謝すること。
一日一日を大切にすること。
前向きな気持ちで明日を楽しみにすること。

その過去から未来への時系列に関する姿勢は、
なにか大きなもので一つに繋がっている。
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by ton2_net | 2008-06-29 18:25 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(2)

研究室インタビュー

☆1/31(木)の練習
45分jog
__________________________________

練習記録とか最近ぜんぜんつけてませんでしたね。
忘れてました。

昨日競技場へ行ったらD井さんとゆーなに会った。
もはや恒例。


一ノ矢のY口家へ行った。
おでんとフランスパンとアップルパイがあった!
写真を載せたかったが忘れてきた・・・。
NorthVillage と 奥Village もいた。
みんなでハンドボール再試合の録画を見る。
なんであんな姿勢でボール投げられるんだろう。



昨日と今日で、二つの研究室の先生と話す。
昨日は神田晶申先生の研究室。

神田先生は発見されて間もない新しいカーボンの体系の”グラフェン”というものを研究しておられる。

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カーボンの状態の一つであるグラファイトは、薄い構造が重なってできている。
薄い構造がはがれて紙に残ることで鉛筆で字が書けることができる。
グラフェンとは、その薄い構造をもっと薄くして、一枚一枚に分離したものだ。
グラフェンは、構造上くしゃっと丸まってしまってそのままでは存在し得ないという理論的な予測があって、最近まで発見されていなかった。
グラフェンは電子の集まり具合を調整できる、という特徴があるため、半導体などで応用できる可能性があるという。

素粒子実験などの世界中で研究グループを組む分野と異なり、
物性の研究室は”個人戦”の傾向が強い。
そのために業績が残せないとすぐに消えてしまうし、
逆に成果が出れば即注目されるという実力社会だ。

どの分野も実力社会ということに変わりは無いだろうけど、
特に反映されやすいのが物性の世界だ。


神田先生は、物理専攻の担任もされている方で、とても面白い方だった。
先生は「分野も重要だけど、1年間過ごすわけだから、教授の人柄なんかも大事だね」
ともおっしゃっていた。


今日は原子核の低エネルギー分野の小沢顕先生。
今見つかっている原子核のうち、安定核は約300種類ある。
安定核の研究は盛んに行われてきたが、
約6000種類あると言われている不安定核についての研究はまだまだ進んでいない。
物理学の一つのフロンティアである。

e0126903_16331262.gif

理化学研究所ホームページより

原子核の実験は理化学研究所のRIビームファクトリーというところで盛んに行われており、
ここの施設はこの分野では世界一である。

小沢先生は、原子核の分野から宇宙の起源を探る研究もされている。
原子番号93のウランがどのように宇宙でできたのか、実はよくわかっていない。
原子番号がウランの次に低いのは、83のビスマスで、原子番号(つまり陽子の数)は
9つもはなれている。
この空白の9が何を意味しているのか、理論の分野で一応仮説は立っているものの、
実験の分野でそれを実証した人はまだいない。
ウランがなぜできたかを通して、宇宙のなぞに迫る!


研究室に一人で乗り込むのは緊張するので、
直前までやだな~、とかめんどくせ~と思うけど、
やはり科学の第一線で活躍しておられる先生の話を聞くのは、
研究室選択のためと言うこと抜きにして、面白い。

来週はどこに行こうかな~。



・・の前に
今日から冬山です。
八ヶ岳の地蔵尾根経由赤岳・阿弥陀岳登山。
下山予定は日曜日です。

次回は月曜日に更新できればと思っています。
冬山の写真も載せたいので、
無事に帰って来たいと思います。

無事を祈っててください。
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by ton2_net | 2008-02-01 16:22 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(1)

「つまらない、では始まらない」

キャリアデザインⅢ~社会と仕事~

第6回 「つまらない、では始まらない」 
奈良坂 伸さん (国際交通安全学会 事務局長)



 今日の先生は国際交通安全学会事務局長の奈良坂さん。奈良坂さんは大学で化学を専攻してからホンダに入社。平成7年から交通安全学会に関わっておられる。奈良坂さんはホンダが他の自動車会社と違うところは、「安全」に対する考え方であるとおっしゃられていた。安全な技術で自動車を作ることはもちろんだが、運転する者にも確かな技術があってこそ初めて安全なドライブが楽しめるという考え方だ。あまり知られていないが、その考え方に基づいて、鈴鹿を始め全国8箇所、海外にまで交通教育センターを設けている。


 そのようなホンダのお話や、奈良坂さんが開発した技術のお話をされるとき、とても印象的だったのは、これ以上ないというくらい”楽しそうに”話しておられることだった。ディスカッションしたグループのメンバーの言葉を借りれば、「思わずこちらも引き込まれそうになるほど」である。奈良坂さんは企業での研究者には、自分がどんなすばらしいことをやっているのかを人に伝える「表現力」が求められる、とおっしゃっていたのだが、奈良坂さんのお話を伺っていて、どうも近道は、自分の研究分野を好きになることではないかと考えさせられた。
奈良坂さんは、
「”つまらない”と思ってしまったらそこで終わり。
 とにかく一所懸命にやってみる。楽しんでやってみる。
 研究なんて楽しめなかったらどうしようもないですよ」

というようなことをおっしゃっていた。


 先週の日曜日にtomoさんの紹介でエッセイストの滝悦子さんの講演をお聞きすることができた。歯切れのよい話し方で、終始笑いの絶えない講演だった。その中で、滝さんが武田鉄也さんのエピソードを紹介していらした。武田さんは、上京するときにお母さんから、
鉄也、お金がないから言葉で餞別をやる。
 人に会ったら、まず褒めなさい。
 人間というのは、人の短所を見つける天才だから、
 悪いところばかり目に付いてしまう。
 お前は人に会ったらまず、その人のいいところを見つけるようにして、
 褒めるようにしなさい

といわれたそうである。
 ちなみにこの時言われた言葉をもとにして「贈る言葉」を作ったそうだ。


 人は物事の悪いところを見つける天才だ。何かに取り組むと、面倒くさいところや難しいところが目に付いて「つまらない」と思ってしまうことがある。だが、奈良坂さんの言うとおり「つまらない」と思ったらそこで思考は終わってしまう。与えられた仕事の中に楽しみを見つけるように努力をして、一所懸命にやってみる。それでだめなら他へ行けばよい。


 ”転職”が悪いとは思わない。仕事を変えていく中で自分にあっているものを探し、成功した人たちもたくさんいる。しかし、深くやってもみないでポイポイと仕事を変えていっても、行き着く先は見えているような気がしてならない。

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by ton2_net | 2008-01-23 12:49 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(0)

科学コミュニケーション

昨日の練習は
10000m(~4000m 96pace
       ~9000m 92pace
       ~10000m free)
であった。
がんばって最後までついていったよ。
いい練習でした。

しかし休み明けは皆しんどそうですね・・・。


練習後、うちでカレー・おからハンバーグパーティー。
あんまりおいしくないよといっちょむは言うが、好評だった。
おいしかったです。
その後みんなで勉強すると言う予定だったが、
結局1時間もしてなかった気が・・・。
Ikaがワンゲルの過去の遭難記録を読んでいた。
N尾の風邪は大丈夫か?
あっさいから200円もらってしまった。


今日。
朝Ika様に来ていただいて、
一ノ矢宿舎の継続のための書類をもらう。
いつもいつもすいませんねー。
っていうか2回目か。


授業へ。
基礎化学。
実はジャクソンと一緒の授業。

マルコニコフ則と反マルコニコフ則について。
まったく正反対のように見える現象も、
よく見てみると、同じものだったりする。
大学に入って初めて化学が面白いと思った。

3,4限目は図情の「コミュニケーション論」。
コミュニケーションを学ぶと言うことは、
 ディスコミュニケーションを学ぶことである。

と先生は言う。
ディスコミュニケーションとは、
うまくいかないコミュニケーションのことである。

ディスコミュニケーションの中に、
コミュニケーションの鍵があるのかもしれない。


その後、図書館情報学類の三波千穂子先生に
科学コミュニケーション」についてのお話をうかがいに行く。
進路に、新しい道が見える。

「科学コミュニケーション」は
今、日本で”バブル”的な状態にあると
三波先生はおっしゃっていた。

理科離れが叫ばれ、
国策にも「科学コミュニケーション」向上を取り上げる動きがあるらしい。


先生は、「需要のある分野を選ぶにはどうしたらよいか」という質問に対して、
需要と言うのは、探すものではなく、自分で作るもの」とおっしゃっていた。

また、先生は昔からコミュニケーションの能力が
他の人より格段に低かったのだとおっしゃっていて、
苦手だからこそ、どうしたらできるようになるか考え続けた」のだと言う。

昨日のblogにも書いたが、
好きなことと同じくらい、
苦手なことは武器になるのかもしれない。



その後、ワンゲルの勉強会で
「冬山における搬送」を実習する。

黄色いツェルトにくるまれるのは、
一年生の雪上訓練の時以来である。
”エビフライ”の再来。

このような技術はきちんと
訓練しておかないといけないけれど、
実際に使うことが絶対にあってはならない。
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by ton2_net | 2008-01-10 21:27 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(0)

すきやばしの二郎

昨日の「プロフェッショナル」は、
名門のすし屋「すきやばし次郎」の店主
小野二郎さんの回で、
とても感動した。

e0126903_20223662.jpg


小野さんは7歳のときに奉公に出され、
それ以来ずっと仕事をしつづけてきた。

小野さんは自身の事をとても”不器用”と
表現していて、
小さい頃から何をやっても時間がかかり、
怒られてばかりいたという。

すし屋で修行を始めてからも、
すしのメジャーな握り方である
「本手返し」という握り方が
どうしてもすばやくできない。

人の2倍も3倍も練習しても、
やはりうまくいかなかった。

ある日、あまりの忙しさの中で、
気が付くとすしを手の中で回転させていた。
「本手返し」は、すしを持つ手を持ち替えて
すしの向きを変える握り方だが、
小野さんはすしの方を回転させたのだ。

その握り方が、
今「二郎握り」と呼ばれている
小野さんの独特な握り方の原点となった。
その握り方で、有名なミシュランガイドでも
最高の3ッ星評価を受けるすしを生み出している。


小野さんは、
「不器用で、得をしたことはありましたか?」
という問いに対して、
不器用だと、
 普通の人が1でできるところを
 2も3も繰り返さないとできない。
 その意味で、普通の人よりも
 色々と考えられていいのかもしれない


とおっしゃっていた。

一般的には短所と呼ばれる点を、
長所に変えられる人が、
成功するのではないかと思う。

今では名前を聞いたことの無い人のほうが珍しいのではないかと思うが、
作曲家、歌手のスガシカオさんは、
若手のときにまったく売れない無名の時代があった。

しかもそんなときに家族の不幸が重なって、
生活はどん底だったという。
お金も無いので食べるものも無く、
あまりにおなかがすいたので胃薬まで食べたと言っていたのを聞いたことがある。

そんな苦しい中でいい歌は書けないのではないか
とスガシカオさんは思ったそうだが、
どん底の生活を続けていたある日、
苦しいときには、
 苦しいときにしか作れないものを作ろう

とふと思ったそうである。

その後出したシングルが世間で認められ、
今の地位にまで至っている。


「プロフェッショナル」の主題歌は
スガシカオさんの作った「progress
という曲で、最後の
あと一歩だけ前に進もう
という歌詞が非常に印象的だ。

その歌詞には、
まだ無名だった頃の
スガシカオさんの経験が活かされている。


マイナスをプラスに変える。
そのような魔法は、
並大抵の努力では使えないかもしれないが、
確かに存在するようである。
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by ton2_net | 2008-01-09 20:26 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(0)

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