2008年 06月 29日 ( 1 )


過去から未来へ

周りに、いつも笑い声がある。

先週の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、
淀川キリスト教病院のガン看護専門看護士の田村恵子さんだった。

田村さんは医学的に治療が不可能と診断された患者に対して
緩和ケアを行う施設で看護士をしている。

余生を宣告された患者もおおく、
気分が落ち込んでしまう方も少なくない。
しかし、田村さんはいつも前向きに笑顔で患者と接する。

田村さんは、
「絶望のどん底にいても、人は希望をかならず持っている」
と言う。
それを信じて、患者ととことん話し、心の奥に隠された
患者の前向きな気持ちを引き出す。

田村さんは、
「自分の最後が訪れることをきちんと認められること」ができた多くの人は
残された限りある時間を充実してすごし、安らかにこの世を去ることができるのだという。


人には、いつか必ず最後が訪れる。
普段何気なく暮らしている我々が、それを現実的にイメージするのは難しいし、
想像したくないものだ。
しかし、”終わりがある”ということを認めることで、
一日一日が違うものになる、
心の持ち方しだいで、人生は豊かになる、と田村さんはおっしゃっていた。

確かに”死ぬ”ことを意識して生きるのはなかなか難しいが、
大学生活の残り、学期、学年。
そのときそのときの区切りを意識して、
今しかできないことに気づくことはできるのではないか。

田村さんの仕事にかける情熱を見ていて、
そんな風に思った。


「人間は絶望にあっても必ず前向きな気持ちが残っている」
それはなぜなのかを、田村さんはこう説明していた。

「生はいつか終わるということを意識すると、
 ”今まで自分を育んでくれたものは何か”を考える。
 様々なものを削っていって、本当に大切なものは何か、を考える。
 すると、多くの人にとってそれは物でもなんでもなくて、周りの親しい人たちに行き着く。」


生の終わりを意識することによって、今までの生を振り返る。
そこでの人との関わりの大切さに気づくことで、
人は新たな気持ちで前向きになれるのだという。

今までを振り返って、今、ここにいることに感謝すること。
一日一日を大切にすること。
前向きな気持ちで明日を楽しみにすること。

その過去から未来への時系列に関する姿勢は、
なにか大きなもので一つに繋がっている。
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by ton2_net | 2008-06-29 18:25 | キャリア・デザイン | Trackback | Comments(2)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
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