2008年 06月 08日 ( 1 )


「わからない」がぼやける前に

教育実習に行っています。

僕の行っている学校は非常に進学実績の高い学校で、
非常に勉強になる。
毎日発見がある。

授業を参観させていただいて強く印象に残るのは、
「わからない」ことをその場で解決しようとする姿勢だ。

わからないことが出てくると、授業中であっても
「それは違うだろ。」
「なんでそうなるんだ?」
と隣近所と議論が始まる。
記憶に新しいのは、僕の担当の先生が
「円はすべて相似。じゃあ、放物線がすべて相似というのはわかるか?」
という発問を投げかけたときだった。

横で授業を受けていた生徒が、
「相似じゃないだろ」
と後ろの子に話しかける。
それに対して先生も注意はしない。
むしろ、中には「授業中は静かにするな」と生徒に話す先生もいた。

さらにもう一人加わって、あ~だこ~だ行っているうちに、
「そうか、放物線は頂点のところで絶対重なり合うから
 そこを拡大してやれば必ず同じ形になるんだ」
と気が付いた。

はじめから何もかも知っているわけではない。
出会った疑問をほうっておくのではなく、
その場で考えて解決しようとする力があるのだと思った。


もうひとつ記憶に残っている場面は、
授業の中で”孤立系”という概念の説明が会ったときである。
孤立系は、粒子の出入りはあるが、エネルギーの出入りの無いような系のことだ。

その説明に、先生が、
「雀荘でやくざがマージャンしているとする。
 雀荘の外から金は入ってこなくて、金の総額は雀荘の中で一定だよな?」
というたとえを使ったときに、生徒から
「いや、先生、雀荘の親父に場代をとられます」
というコメントがあがって、笑いが起きた。
しかし、次の瞬間に隣の生徒が
「いや、親父も系にひっくるめちゃえば、それが孤立系になるんじゃない?」
と言ったので、クラス全体が
「あぁ、そうか、そういうことか」という空気になった。

ほうっておいても勝手に理解していくところに、すごさを感じた。


50分×2で一コマで授業しているが、大変エネルギーを使う仕事だと思った。
あと一週間がんばろう。

もう教育実習終わった方々お疲れ様でした。
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by ton2_net | 2008-06-08 13:26 | 教育学 | Trackback | Comments(0)

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
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