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アイデンティティー

アイデンティティー:自分が自分であること。自己同一性。自己の存在証明。

などという説明を読んで、その本を投げ飛ばしたくなった覚えがある。
評論の問題文に良く出てくるくせに、意味が分からない。
全く分からない。辞書を引いたたら「自分の存在証明」ときた。
やってらんねぇや。意味が分からない。

と思ってからはや5年くらいたった。
identyfyの意味は、「(人・物)がだれ(何)であるかわかる」
という意味だから、たとえばたくさん人がいた時に客観的に見て(たとえば自分が二人に分かれてしまって、どいつが自分か見つけ出して戻らなくてはいけない時なんか)、
あぁ、××だからこいつが自分だな、
という××がいわゆるアイデンティティーなのではないかと今は考えている。


ある劇作家は言う。
「劇というものは、誰にでも居場所を与えることができる」と。
日本人の家族が、アメリカに引っ越した。
まだ小学生の女の子も一緒に。
もちろん英語なんて話せないから、
そのうち学校にも行きたくなくなった。

でも、またそのうち文句を言わないで学校に通うようになる。
まだまだ英語なんて全然話せないのに。

学校の先生が家庭訪問をした時に、
両親は文化祭のような催し物で、
娘のクラスが劇をやることを始めて耳にする。

先生は言う。
「お宅の娘さんが、劇の主人公をやることになったんです。
 当日はぜひご覧になってあげてください。」

両親はもちろんびっくりする。
「えぇ?だって娘はまともに英語が話せないんですよ?」

当日、劇を恐る恐る見に行く両親。
劇の幕が開く前に、アナウンスが入る。
「僕たちのクラスには、素敵な友達がいます。
 彼女は、クラスでただ一人、」
それを聞いた両親は、クラスでただ一人英語が話せない娘のことを思う。
しかし、アナウンスは両親の予想とは違う見方をする。

日本語の歌を歌えるんです。」

幕が開いて、彼らの娘が元気に歌を歌う。
とても楽しそうに。



××を見つけるためには、「人にできなくて自分に出来ること」を見つけなくてはならないとおもってしまう。
でも逆に、「人にできて自分に出来ないこと」が、案外そのヒントになる得ることを、この劇作家の話は示しているのではないか。
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by ton2_net | 2008-02-25 01:11 | その他色々 | Trackback | Comments(0)
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