”水槽”の外から世界を見る

昔、さかなクンが朝日新聞にいじめについてのエッセイを書いていた。
中学だったか、高校だったかの体験。
誰かがいじめられたり無視されたりして、
その誰かがいなくなると、他の誰かをターゲットにしてそれが延々と続けられる。

水槽の中の魚に似ていると、さかなクンは書いていた。
広い海ではそんなことは無いのに、
狭い水槽の中に入れた途端、特定の一匹が攻撃を受けてしまうのだ。


我々にとっての”狭い水槽”とは何だろうか。
ほとんどの人は、「物理的には」どこにでもいける自由を持っているはずだ。
会社に行く途中に、逆向き列車に乗ることは、理論上可能である。
でも、「精神的には」そういうわけにはいかない。


たしかに、「何もかも捨ててカトマンズに行ってしまえ…」とまでは言えないとしても、
「あれ。考えてみたら実は、わたしって自由」ということを再確認というか、
感じる瞬間ってとても大切なのではないかと思う。

それは、”水槽”そのものを見てみるということかもしれない。
”水槽”を見るためには、”水槽”の外からの目線が必要だ。
”水槽”の中が世界のすべてであるならば、”水槽”を見ることはできない。

メタ的な視点。
それでいて、毎日を生きるために必要な視点。


こじつけみたいな終わり方になっちゃうような感じだけれども、
それをこそ「科学」の本来の形ではなかろうか…なんて、思ったりしている。

[PR]
by ton2_net | 2015-10-29 18:57 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://ton2net.exblog.jp/tb/23819942
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 漱石先生のお言葉を一つ 煮た >>

Ooishiです。もはや社会人です。このブログ記事は、私個人にのみ帰属するものです。なぁんちゃって。
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
検索
memo
最新の記事
記事ランキング
最新のコメント
> blancheさん..
by ton2_net at 18:20
>ゆーな でかかったよね..
by ton2_net at 18:03
以前の記事
カテゴリ