この前、僕がとてもいいな、と思っている番組を作っている方のお話をお聞きしました。
その番組は、各分野の第一線で活躍している人に密着して、
流儀を学ぶという番組なんですが、
そのプロデューサーの方のお話は、やっぱり面白かったですね。
中でも印象的だったのが、
「最終的に取材対象になるか、ならないかの基準は、どういうところですか?」
という質問への答え。
「今、現在、格闘しているかどうかですね。」
というお答えだった。
その世界で幾ら有名でも、知識や技術を持っていても、
第一線で戦っている姿を撮りたかったから、
いわゆる”巨匠”みたくなって、批判する側に回ってしまった人は、
番組の趣旨にそぐわない、と考えたそうです。
このお話を聞いて、KEK広報室の方のお話を思い出しました。
「どんな大きなところにいても、気持ちはフリーランスで。
初心を忘れないことだね。」
と仕事に対する心構えを活き活きと語っておられました。
このKEKのかたも、東大理学部広報の方も、
今週火曜にお会いしたサイテック・コミュニケーションの方々も。
お会いすると、みんな活き活きとしておられる。
そして、皆さん、実にお若い。(実際に年をお聞きしたりしないけどね。)
就職活動を通して分かったのは、まだまだやることはたくさんある、ということだった。
言い換えれば、社会には
「ここ、もうすこしなんとかならないの?」
という部分が非常にたくさんある、ということだ。
そういう所に目を向けて、実際に手を動かしている人。
(多分目を向ける人はたくさんいるけど、実際に手を動かす人はまれなのだと思う。)
「自分がやらないと、当分誰もやりそうにないなぁ」ということをやっている人。
こういう方は、色々な人に会い、様々なことを考え、結果的に活き活きして
若々しく見えるのだと思う。
多分、戦わない理由はいくつもあるし、逆に、本当にたくさんの戦い方が有るのだと思う。