ANA国内線【PR】


お守りと火、それからやる気
お守りは、分けられた火のようなものです。
火は、他のものに火を移しても、移す前と同じように燃えますよね。
「ご本尊」が元の火のようなものだとすると、
お守りはそこから派生したたくさんの小さな火のようなものです。

そういう説明が、昔買ったお守りの袋の裏に書いてあった。
へー、と思った。

やる気が出る事を「火がつく」というように表現することがあるが、
これもまた、お守りのように火に例えられる気がする。


教育というものにも様々な形が有ると思う。
テクニカルなことをわかりやすく教える事もその一環だと思う。
だけど、教育の基本は、「火をつける」ことだと、個人的には思う。

そしてその意味は、
「自分の心の振動を、なんらかの形で他の人に伝える事ができる」
ということかもしれない。

自分の中で心が動くときの感覚を常に忘れず、
それを人に伝えると、
伝えられた人の心も振動し始める。

そういうことのような気がする。

たとえそれを他の人に伝えても、
元の心の振動は衰える事がない。
そればかりか、他の人に伝わる事で、
さらに大きく振動しはじめることもある。

頭でっかちにならないこと。
素直になる事。
自分の中で、心が動く感覚を大事にして、
ゆっくりそれを大きくして行けば、
テクニカルな部分は「義務」ではなく
有効な「手段」として学ぶ欲求が出て来ると思う。

「君の”知りたい”からすべてが始まる」と言う言葉は
高校の校長を紹介するテレビ番組で出て来た言葉だけど、
結構好きな言葉の一つだ。
# by ton2_net | 2012-05-21 01:21 | Trackback | Comments(0)

プロフェッショナル・タクシードライバー
タクシーに乗った。
その運転手のおじさんは、車の運転が大嫌いだそうだ。

あまりに嫌いなため、
おじさんは自分で運転しながら、
いつも運転席で酔ってしまって、
気持ちが悪くなるというのだ。

僕はびっくりしてしまって、
「じゃあ、どうしてタクシー・ドライバーなんてやってるんですか?」
と尋ねた。

おじさんは、定年が無いからだよ、と答えた。
そんなもんかな、と思っているうちに、目的地についた。
お金を払って、丁寧にお礼を言って、降りた。

もしかしたら、おまえとは、またどこかで会うかもな、と
ものすごくドラマ的な台詞を言って、
後部座席のドアが閉まった。

タクシーは走り去った。

色々の事を考えながら、少しそこにいた。
ふと空を見た。
北斗七星が綺麗に見えた。
# by ton2_net | 2012-04-17 01:11 | Trackback | Comments(0)

知ることは怖い事
大学の時、飲み会の後で、どういう文脈だったか、友達が
「知るってことは怖い事でもあるよね。
 一回知っちゃうと、もう後戻りできないから。」
というようなことを言ったことがあった。
なるほど、と思った。

ルーズベルト大統領が、原子爆弾の開発に踏み切るきっかけになった
「アインシュタイン・シラード書簡」がある。
まだ「核分裂」すら発見されていなかった時代に、
シラードは今の核兵器、原子力発電を可能にする根本的なアイデアに気づいた。

シラードは、信号待ちの間に、核について思いを巡らせていた。
信号が青に変わり、人々が歩き出した。
シラードも前へ踏み出した。
その時、シラードはふと思った。
中性子を打ち込む事によって、さらに多くの中性子を吐き出すような物質があれば、
ねずみ算式に反応が起こり、エネルギーを得る事ができるのではないか、と。

人間の脳は、コンピュータに比べると、はるかに省エネにできている。
それは、一般的なコンピュータが
ノイズを抑えることに大部分の電力を費やしているのに対し、
人間の脳はそのノイズをうまく利用して発想しているからだと聞いた事がある。

「ノイズ」だから、ほとんどは意味の無い思いつきになってしまうけれども、
自分が意図していなかった重要なことを思いつく事が可能な機構であり、
その一部が「大発見」と呼ばれる。

この時のシラードも、そんな何億分の一かの可能性で
ノイズが、シグナルに変わった瞬間だったのだろう。


この思いつきは、その後、マンハッタン計画へとつながっていく。
ユダヤ人のシラードにとってナチスがアメリカよりも先に核兵器を持つ事は、
なんとしてでも食い止めたかったことだったに違いない。

きっとシラードではなくても、他の誰かがここに至ったのだろうと思う。

とにかく、人類は(原子核というものについてほとんど何もしらないまま、)
核力という莫大なエネルギーを得る方法を知ってしまった。

一度知ってしまったら、知る前の状態にはもどれない。
その知を、いかに使って行くかを、考えるしかない。
# by ton2_net | 2012-04-15 03:05 | 物理学 | Trackback | Comments(0)
< 前のページ 次のページ >

Ooishiです。もはや社会人です。

by ton2_net
XML | ATOM

skin by excite